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「本当のアメリカンスタイルを誰も知らない」HUgE6月号

HUgE (ヒュージ) 2008年 06月号 [雑誌] HUgE (ヒュージ) 2008年 06月号 [雑誌]

講談社 2008-04-24
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 HUgE 6月はアメトラ特集。「本当のアメリカンスタイル
を誰も知らない」という表紙のフレーズがなんとも挑戦的です(笑)
モード寄りの雑誌がアメトラの特集を組むのはトム・ブラウン効果
だと思いますが、モード系の雑誌としては珍しく「CODE in TRAD」と題し、
アイビーの定義や教条主義的なことが書いてあります。
本来なら元祖アイビー雑誌のメンズクラブがこのような
特集を組めばいいのですが、一向にその気配がないですよね。





 さて。HUgEの特集では、アメリカントラッドは何か、
という基本なことから、ショートパンツ、アイビーのバックスタイル、
アイビージャケットのルール、パンツ裾と踝丈、
アイビーとセーターなどについて書かれているのですが、

マジメな男のマジメ服
のblackwatchさん同様、
私も気になったのがアイビージャケットのルール。



アイビージャケットといえば、段返り3つボタン中1つ掛け
が鉄則である。上2つ掛けではクラシックすぎるし、
2つボタンではモダンすぎる。


これは違うと思うんですよ。アイビージャケットといえば、
フックベントに上2つ掛けです。クラシックなのは段返り3つボタン中1つ掛け
の方です。HUgEでは「アイビー=アメトラ」として
説明していましたが、実はこの2つは微妙に違います。
アイビーというのは今ではアメトラに組み込まれていますが、
当時は学生や一般に流行った流行にすぎず、それとは別に、
伝統的で保守的なアメトラ(トラディショナルクロージング)
というものはありました。具体的に言うと、ナチュラルショルダー、
3つボタン段返り、フロントダーツなし、袖口ボタン2つ、スラックスは
パイプドステム。これを「ナンバー・ワン・サック・
スーツ」と言います。ブルックスブラザーズが考案した
モデルです。だからブルックスモデルと言われることも
あるのですが、これがアメリカでもっともクラシックなスーツで、
アメトラの原型なんですね。


 「本当のアメリカンスタイルを誰も知らない」と
煽られたので突っ込んでみましたが、他にもショートパンツや
アイビーのバックスタイルについても言及したいところ。
それでも、こんな知識は懐古趣味以外の人には必要ないので、
このへんで止めておきます。堅苦しいルールに縛られず、
アメトラを、ファッションを、自由に、今風に楽しめば
いいと思うので。アメトラやアイビーについてもう少し
詳しく知りたい人は、
IVY ILLUSTRATED―絵本アイビーボーイ図鑑
』を読んでみてはどうでしょうか。
かわいい絵柄ですが内容は本格的です。
アイビー本の最高峰だと思います。





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この記事を書いた人

コメント

コメント一覧 (7件)

  • パンツ折り返しルールが全く無視のような~たけ
    あっ
    しかしアイビーギャル本80年代入りすぎっすよね。
    エアフォースパーカでもうずっとアイビーこら

  • 私もdaleさんに賛成です。
    懲りすぎると、「街中でサドルシューズを履くのは無粋」、
    「シアサッカーの生地はリゾート地限定」とか、
    まあ、もっと言うと、質の面ではアメトラ御三家はボツ、
    という元も子もない話になりますからね(笑)

  • アメトラ御三家っていうのはどのブランドなんですか?
    質の面ではボツなんですか、、ちょっとショックです。

  • トラックバック、どうもです。
    往年のアイビージャケットについてライターの人がご存じないとも思えないので、あえてそう書いているのかなとも思いました。でも、それならそれで何かひと言あって然るべきですよねぇ。

  • >ユニクラーさんへ
    たぶん、ブルックスブラザーズ、Jプレス、ポールスチュアート
    のことだと思いますが、イタリアのファクトリーブランドと
    比べるとボツというだけであって、総じてクオリティーは高め
    だと思います。比較対象やこだわりの問題です。
    >blackwatchさんへ
    そうですよね、知っているはずなんですが、なぜ、こういう
    書き方をしたのだろう、とちょっと疑問です^^;

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