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Popteenの「ギャル清楚化宣言」で他誌はどう変わったのか


今年ファッション業界をにぎわせた流行語は?.jpg


詳細はリンク先でどうぞ


 先日、皆さんにご協力いただいた「今年ファッション業界をにぎわせた流行語は?」の結果がこちら。
おそらくアンケートの直前にマシュマロ女子が話題になった影響から「ぽっちゃり系女子」が
最多の116票を集めたのだと思いますが、個人的に今年一番気になったトピックは「ギャルの清楚化」です。


 ギャルの清楚化はCanCamが2012年3月号「ギャルはどこへ消えた!?」でいち早く取り上げており、
ギャルのキレイめへの関心が急上昇している点、メイクの盛りが減っている点を指摘しています。
今のギャルが目指すのはCan流なのでは!?と斜め上の方向に話を持っていくのが実にCanCamらしいのですが、
ぷに子ブームを仕掛けたり(ぽっちゃり系)、オタク系のモデルとして山本美月さんを売り出したり(オタク文化)、
男性の専属モデルを起用したり(ジェンダーレス)、最近のCanCamはカワイイのゴリ押しだけではなく
時代の空気が読めているなと感じ復権を予感させます。


 話を戻し、ギャルの清楚化なのですが、これを決定付けたのが
Popteen10月号の「清楚な女のコ」宣言
でしょう。全体の雰囲気は上品で清楚、黒肌ではなく美肌のナチュラルメイク、ヘアスタイルは黒髪ロング、
そしてナチュラル系ブランドで天然美少女を狙う。これを読んだときは正直ぶったまげました。
派手な髪型・メイク・ファッションで強さをアピールする(どこまで派手にできるかのチキンレースをしている)という
ギャルの在り方が変わってしまったのかと。ギャルがお洒落の参考にする
モデルもギャル色が強いくみっきーが2位に転落し、
大人可愛いみずきてぃこと西川瑞希さんが1位です(男性ウケが良さそうなモデル)。




 このNo.1ギャル雑誌Popteenの「清楚化宣言」を受け他のギャル雑誌がどのような影響を受けたのか。
それをレポートするのが今回の内容です。


 ギャル雑誌はHappie Nuts、小悪魔ageha、ViVi、BLENDA、Jellyなどもあるのですが、
やはり下記の4誌が代表的なものでしょう。


Popteen「Cawaii!!が休刊したようね」


egg「フフフ…彼女はギャル四天王の中でも最弱…」


Ranzuki「可愛い・モテと男に媚びるなんてギャルの面汚しだわ」


Scawaii!!「フフフッ、どうやら私の出番のようね」


一同「生きていたの!?Cawaii!!」


Scawaii!!「帰ってきたウルトラマンと同じで私は別人よ」


Popteen「そう。でも残念ながらオネギャルはお呼びじゃないの
(おなじオネギャルでもPopSisterの方は休刊してしまったのに・・・)」


と茶番はこれくらいにして、Popteen(1980年創刊)、egg(1995年創刊)、
Cawaii!!(1996年創刊)、Ranzuki(2000年創刊)、この4誌が四天王(年代的に見て)ですかね。
この中で一番「ふつう」だったのがCawaii!!なのですが、
パンチ力が足りずギャルに支持されなかったのか2009年に休刊しました。
でもまさかその4年後に残りの3誌もCawaii!!化するとは・・・。


 前述の通りPopteenは「清楚化宣言」、Cawaii!!はすでに休刊しているので、
eggとRanzukiはどうなったのか。年末ということで、本棚の整理ついでに
過去3年分を読み比べてみました。さすがに72冊読むのは骨が折れるので12月号だけの計6冊でご容赦を。




■クラス1かわいくてオシャレなJKを目指すRanzuki






左から2011、2012、2013




 Ranzukiはぶんか社が発行するギャル雑誌。創刊当初は白ギャル雑誌Vanilla girl(すでに休刊)に
対する黒ギャル向けの雑誌という位置付けでした。表紙を見ての通り
もはやその面影はありません。見た目よりノリやマインドがギャルという感じの雑誌です。



【2011年】ノリの軽さがギャル


ヘアスタイル:明るい髪色で巻き髪(エクステで盛る)

メイク:ナチュラルメイクとギャルメイクを使い分け

ファッション:チャラカジ(藤森慎吾的な何か)


 ポップ系ギャルとでも説明すれば良いのでしょうか。
カジュアル色が強いポップでカラフルなスタイルを得意としているのがRanzukiの特徴です。


【2012年】きゃりーぱみゅぱみゅ的な何か


ヘアスタイル:かわいいヘアアクセでアレンジ

メイク:ネコ・まる目・涙袋

ファッション:アニマル系ファッション


 アニマル柄でギャルっぽいセクシーさを出してはいるものの、
全体的にきゃりーぱみゅぱみゅブレイクの影響を強く受けています。
服装は渋原系、メイクは涙袋、ヘアスタイルは大きなヘアアクセ(リボン)でアレンジ等々。



【2013年】目指すのは自然体でかわいい女のコ


ヘアスタイル:黒髪ロングorショートボブ(暗め)

メイク:ナチュラルメイク

ファッション:ガーリーカジュアル(nonno・mina的な何か)


 ついにリニューアル。路線が大きく変わりました。Popteen同様清楚化です。
それが端的に現れているのが「セクシー・エロ」に対する考え方。




「肩出し=SEXYって、もはやギャルの鉄板的ルールでしょ(2012年)」

「エロ=大人って考えやめたの。<中略>肌見せてセクシーなほど大人に
見えるって思っていたけど、そうじゃないかもって気づいて(2013年)」


 「エロ=大人っぽい」は古いとギャルのアイデンティティの1つを否定しています。
目指す女性像がセクシーな人からおしゃれな人に変化しているのが見逃せません。


■大人カワイイがモテるっ!とモテ化したegg






左から2011、2012、2013




 ガングロ、ヤマンバ、キグルミンなど奇抜なスタイルはだいたいeggです。
あげぽよという流行語を生んだり、小悪魔ageha創刊時の編集長や押切もえさんが元egg読者など、
ギャル文化にもっとも影響を与えたと言っても過言ではない雑誌。



【2011年】アゲぽよ~


ヘアスタイル:金髪の巻き髪

メイク:薄い褐色メイク、デカ目、カラコン

ファッション:強めギャル(辛口カジュアル)


 2010~2011年はあげぽよという言葉が流行り誌面でも至る所に登場。
それ以外はいつも通りのeggという感じの強めギャルスタイルです。



【2012年】強めギャル復興運動


ヘアスタイル:金髪の巻き髪

メイク:ネコ目メイク

ファッション:黒肌に甘いカッコって実はかわいくね?


 「黒ギャル軍団ブラックダイヤモンドを夜路紫紅」と黒ギャルサークル
ブラックダイヤモンドをフィーチャー。彼女たちの目的は黒肌×派手髪の強め
ギャルブームを再燃させること。ギャルの存続に危機感を抱いているのがわかります。


【2013年】大人カワイイがモテるっ!


ヘアスタイル:サラツヤのロングストレート

メイク:ナチュラルメイク

ファッション:大人とかわいいのバランスは3:7


 黒ギャル推しの前年とのギャップが(笑)男に媚びないのが強めギャル。
彼女たちはそれを「武装」と表現します。
それが「大人カワイイはモテるっ!」と徹底したモテ狙いで武装解除。
「萌え袖が好きなんでしょ」には戦慄を覚えました。
「ニットのそでから手をちょこっとだして、困り顔で上目遣い」とまさかの萌え指南です。
eggが媚びた!


 これはある意味クララが立った的な名シーンなのですが、
最新号を確認すると、黒肌、派手髪、ドGALメイクと通常運転に戻っていますのでご安心を。



 時代の流れで路線が変わってしまったPopteenとRanzukiに対し、
変わらず強めギャルを貫くeggはギャル文化最後の砦と言えるのかもしれません。


■「自然体・ありのままの自分」で良いというマインドが今時


 昨年のきゃりーぱみゅぱみゅブレイクの影響で女性誌全体では今年も
青文字系政権だったと思うのですが、話題を独占したのはぷに子とマシュマロ女子です。
それは冒頭のアンケート結果を見てもわかります。


 コンプレックスは克服するモノから受け入れるモノへ。
太っていてもいいじゃない(スタイルが良くなくてもかまわないじゃない)。
ブランドで着飾らなくてもいいじゃない(ヤスカワで十分じゃない)。
ズボラでもいいじゃない(むだに意識が高くなくてもいいじゃない)。
変に背伸びをせず「ありのままの自分」を受け入れよう。そういうナチュラル推しの流れが来ており、
CanCamでは「
最低女子(ずぼカワと読む)
」という言葉まで登場しました。


 ギャルのモテ化もこの流れの延長上にあり、
eggの「大人カワイイはモテるっ!」特集の締めの言葉にもそれが見て取れます。




ファッションは大人3:かわいい7、ヘアメイクはナチュラル、性格は素とのGAP。
いろんなことを計算しまくったり、自分作ったりするより、
モテの根底って自然体でいることが一番大人かわいく輝けるってゆー
シンプルな結果になりました☆


 Ranzukiのセクシーに対する考え方の変化でも思いましたが、
ギャルの中でのなりたい「大人像」が変わりつつあるのでしょう。
良い傾向ではないでしょうか。


 ただ、自然体ではなく不自然なまでに無理をする(盛る)のがギャルです。
それが武勇伝となりギャルの仲間内での強さ・戦闘力になります。
そのある意味チキンレース的なギャル文化はこの流れが続けば終焉を迎えるでしょう。



 2013年はmens egg休刊でギャル男文化に一区切りがつきました。
2014年はギャルの方も節目の一年になるかと思います。
このままギャルの在り方が変わるのか。むしろ終わりを迎えてしまうのか。
それとも反動でアゲアゲなギャルが盛り返すのか。
引き続きウォッチしていこうと思います。





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この記事を書いた人

コメント

コメント一覧 (1件)

  • みずきてぃって「大人可愛くて男性受けが良さそう」だったのか…。
    男性受けがいいのはくみっきーの方かと思ってました。
    でも次に押してるまあぴぴってくみっきー似だなと思います。

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