『下流社会』という本が話題のようなので読んでみました。
これからは「上」が15%、「中」が45%、「下」が40%の
階層別社会がやってくるそうで、中流から下流に行く人が増えるそうです。
著者はマーケティング情報誌アクロス編集長だった経歴が
あるようなので、それなりにファッションにも精通している
のかな?WEBアクロスというものもありますし。
この下流社会にファッションのことで面白いことが多々書いて
ありましたので、今回はその雑感を少々書こうかなと。
本に書いてあった内容で気になった点を、
まずはピックアップしていきますね。
■内容のピックアップ
【ファッション誌について】
・上流は女らしさを求める
・下流は自分らしさを求める
・下流はファッション誌をあまり読まない
・下流はファッションの系統に関心がない
【ファッションの系統について】
・お嫁系
年収700万円以上の男性の争奪戦が起こる。
その戦いに勝つための戦術が「モテ」。
戦いの結果、勝ち組とか負け組みとかが生じる。
イメージはMoreかな?
・ミリオネーゼ系
いわゆる才女で自己啓発志向が強い。
ファッションは高級志向で年間100万円を費やす人も多い。
イメージはCLASSY.かな?
・かまやつ系
ファッション的にはストリート系。
手に職系で自分に合う自分らしい仕事を求める。
例えば美容師とか。仕事で成功しないと、
お嫁系やミリオネーゼ系との所得格差が広がる可能性が。
イメージはZipperかな?
・ギャル系
109系のファッションで専業主婦志向。
低所得の家庭になる可能性が高い。
イメージはcawaii!かな?
・普通のOL系
上記4つに当てはまらない女性。
この層がもっとも多数派だそうだ。
イメージはCanCamかな?
本に書いてある内容に若干、私的な解釈をつけて取り上げましたが、
ファッションはこんな住み分けらしいですよ。
そんで格付は下記のような感じになるのかな。
【上流】ミリオネーゼ>お嫁系=普通のOL系>かまやつ系>ギャル系【下流】
上記を雑誌に置き換えたものを記事のタイトルにしました。
この本を読んだ人がどんな感想を持ったのか気になったので、
いろんな人の書評も読みましたが、賛否両論のようです。
ちなみに私は下流に当てはまる箇所が多くて凹んだくちです。
下流の定義とか詳しくは本を読んでみてください。
以下、雑感を。
■雑感
・個性派=下流なのか?
著者によれば個性派(ストリート系など)は下流という事ですが、
だとしたら下流社会になりつつある今、ストリート系の人口も
増えないとおかしいですよね?でも実際はストリート系の人口というのは、
減ってきています。これはmixiのコミュの参加人数やブログには何系が多いのか?
という記事で、私が調べた何の信憑性もないデータによるものですけど。
私以外にもストリート系の勢いがなくなってきていると感じている人は、
多いのではないでしょうか。
・上流だけが女らしさを求めるのか?
下流はファッション誌をあまり読まなくて、ファッションの系統に
も関心がないそうです。本当にそうでしょうか。
ブリンブリン系(ギャルの一派)なんかを見てみますと、
ファッションの好みは女性らしさ(セクシー)を求めていますし、
LAセレブという上流の人たちのファッションが誌面に頻繁に出てきています。
ギャルの男性バージョンのギャル男(お兄系)も、
男(漢)らしさを求めるファッションの傾向があり、
お兄系という系統にすごくこだわっています。
さらにギャル・ギャル男にはファッション誌の影響も強く感じますね。
ファッション誌が中心となって、ギャル文化が広まっているんじゃないの?
って思うくらい。これはファッション誌をよく読んでいるということでは?
あくまで私の主観にあふれた雑感ですけど。
■まとめ
揚げ足取りのような雑感を書きましたが、
確かにB系やゴスロリといった自分らしさを求めるファッションの
勢いがいいですし、ギャルもギャル以外のファッション誌や系統には興味がない
ということかもしれません。
自分らしさを求める人が下流という説も説得力がありましたし。
ただ、著者も「統計学的有意性に乏しいことは認めざるを得ない……
本書に書かれていることの多くは仮説である」とおっしゃっているように、
自説を証明するデーターを強引にもってきただけでは?
という点が多々ありました。
例えば、ギャル雑誌は今は20歳以上を対象とするものも増えており、
10代向けのギャル雑誌と20代向けのギャル雑誌では趣向が全然違います。
これをギャル系=109系として、専業主婦志向としてしまうのはどうかと。
ストリート系もZipper、in red、KERAでは全然趣向が違います。
さらにこのデータはアンケートによるものらしいですが、
YAHOO!のOL白書
というアンケートによるデータが、偏っていて突っ込みどころが
満載だったように、この著者のデータの信憑性も疑わしいものです。
でもまぁ、人間を上下にカテゴライズして、各グループの価値観や趣味志向を
まとめた本はなかなかないと思うので、読んでみるのも一興かと思います。
私は女性誌の分類という記事を作成したくらいですので、
楽しく読むことができました。
では今回はこのへんで。ではでは。
コメント
コメント一覧 (3件)
三浦展『下流社会』
最近の日本社会の格差の増大については、
関心のある人も多いと思う。
そんな状況も反映して、良く売れているらしいが。
内容としては、1都3県の男女にアンケートをとって、
そこから見える階層社会とその意識を分析する、というもの。
1都3県のアンケートで….
面白い!!
社会を分析するのにファッションを切り口にするって結構当たっているかもしれませんね。
とっても参考になりました
>きりきょんさんへ
この記事ではファッションに関するところだけ
を取り上げましたが、いろいろと読むところが
あってこの本は面白かったですよ^^