言うまでもなく私はCanCamファンなのですが、
今回はJJ低迷の原因についてです。
いつもの事ながら無駄に熱く迫ってみました。
それではドゾー。
■かわいい系いろいろ
<質問>
えっと、とあるファッションに関するホームページで見たのですが、
お姉系、妹系、可愛ゴー系、姫系ってどう違うのでしょうか??
くだらない質問ですみません。
<回答>
お姉系…パリッとしたカンジのパンツとか、シャツとかを少し多めに取り入れたカンジです。スカートもタイト系が多いかな?仕事が出来るイメージ。
妹系…お姉系と結構近いけど、白とピンクとか、ふんわりしたスカートやフリルなんかも結構取り入れてるかも。可愛らしいカンジ。
可愛ゴー…妹系を派手にしたカンジ。キラキラアイテムを多用してるかな。
姫系…80%妹系です。20%の違いは分かりません。
「Yahoo!知恵袋」
とりあえず大きくエビちゃん系で括れますね。細かく説明すると、
・お姉系→エビちゃんOL
・妹系→セクシー(お姉さん)の対。つまり「かわいい」路線の総称
・姫系→雑誌でいうと『Ray』
こんな感じ。ところで「可愛ゴー」ってなに?
■可愛ゴーとは
ということで調べたのですが、もっとも詳細に解説してあったのが下記。
2002年1月27日 可愛(かわ)ゴー
若い女性のファッションやメイクで、「可愛いゴージャス」な
感じを「可愛ゴー」と言う。エレガントで華やかな神戸発の
スタイルである。雑誌『JJ』が発信している。
「可愛い」と「ゴージャス」は一見つながりにくいのだが、
若者は巧みに結び付ける。しかも、「可愛ゴー」と短縮語に
しても、二つの概念はしっかり把握できているようだ。
ゴージャスだけでは、いかにもといった感じで敬遠される。
若さの特権ともいえる可愛さがカギだ。若さは外見に端的に現れる。そこから極めようとするのだ。服装、配色、小物、
爪、目、髪などトータルなゴージャス。金額も莫大になる。
「
言葉の取扱説明(トリセツ)」
上記のお話に「ギャル系+かわいい」というのを加えたのが
可愛ゴー(可愛くてゴージャス)という見解が多数。
そしてこの可愛いゴー系の語源は『JJ別冊可愛ゴーブック』。なるほどね~。
■可愛ゴーと神戸エレガンス
可愛ゴー登場の日付を見ると今から4年前の出来事か。
この頃最高潮に盛り上がっていたのが名古屋嬢系のファッション、
「名古屋エレガンス」。そしてこの流行を作ったのが関西で流行した
「神戸エレガンス」です。
どうやら「神戸エレガンス」というのが「可愛ゴー」のことであり、
「名古屋エレガンス」に繋がっていったのでしょうね。
■名古屋エレガンスと『CanCam』
この名古屋嬢のファッションを取り上げていたのもこれまた『JJ』で、
名古屋嬢ファッションで面白い指摘をしていたのがこの記事。
全国的にはCanCamが一人勝ちという感じなのですが、
名古屋にいると光文社の「JJ」がやたらと強くて、
本屋さんに行ってもCanCamはJJの半分~3分の1。
(ちなみに東京で2位の「ViVi」は名古屋でほとんど売れない。
Rayも全く。)むしろ最近のエビちゃんカワイイ系のおかげで
CanCamの数が半分くらいまで上がったぐらいで。
あ、そうやって考えるとエビちゃんカワイイ系ってもともと
JJ系だったのかも?
ピンクの服に内巻きカールも名古屋ではもともと定番なスタイル
だったわけで。ただ、例えば東京の自分暮らしだと生活費が
かかるからカバンやアクセサリが国内DC系だったりとか
内巻きもかなりゆるくクセをつける程度だったりとか、
そこに「東京っぽさ」を合わせていくことで
エビちゃん系が完成していくってわけですね。
「
続・CanCam話、エビちゃん系と名古屋系。: 中島ひな的ブログ – HINALOG
」
この指摘を読んで謎は解けました。
『JJ』本来のファッションである、ゴージャスでエレガントな
ファッションは「ニュートラ」と呼ばれているのですが、
この「ニュートラ」に「かわいい」という要素を加えてしまったのが『JJ』低迷の始まりです。
それはなぜか。「かわいい(男ウケ)+エレガンス」というのは
『CanCam』の専売特許だからです。つまり『JJ』がエレガンスに「かわいい」
という要素を加え『CanCam』に歩み寄ってしまった結果、
読者は「可愛ゴー」と『CanCam』の差異がわからなくなった。
そして「かわいい+エレガンス(プリコン)」は『CanCam』が本家。
そんなわけで『CanCam』に「可愛ゴー」が吸収されてしまったのでは。
エレガンス(ゴージャス)や巻き髪など『CanCam』には多々『JJ』の
ファッションが生きているのを感じますし。
一方CanCam側の視点から見ると、可愛ゴーの影響で
ギャルというイメージがついたのかな。本来『CanCam』には
ギャルという要素はありません。可愛いゴーを吸収したときに
一緒にギャル層も取り込んだのでしょう。
なんで『CanCam』がギャルなんだ?とずっと疑問だったのですが、
いやぁ~理由がわかってスッキリしたぁー。
【関連記事】ギャルとお姉系の違い
■2兎追うものは1兎も得ず
『JJ』低迷の原因は出版社の戦略の差やモデルの質などいろいろと
あると思うけど、「かわいい」よりに歩み寄ってしまったのは失敗でしたね。
この『CanCam』との「かわいい戦争」に敗れ去り
弱りきっている『JJ』に攻撃を仕掛けたのが『ViVi』。
『JJ』の専売特許である「ゴージャス」という要素を「セレブ」と変化させ、
『JJ』のお株(ゴージャス)を奪い去ったのです。
奪い去ったというよりは、国内セレブ(例えばシロガネ-ぜとか)から
海外セレブ(主にLAセレブ)へと視点の向きを上手く変えたという感じ。
今ではすっかり「セレブ(ゴージャス)」といえば『ViVi』ですよね。
「可愛ゴー」というスタイルは「かわいい」と「ゴージャス(セレブ)」
という2つの概念を含みます。そしてこの2つの概念は対立する概念です。
ここでは詳しく取り上げませんが、簡単に言えば「かわいい」は他力本願で
「セレブ」は自力本願という感じです。
この2つの対立する概念を追いかけるのは無理があったんですよ。
2兎追うものは1兎も得ずというやつでしょうか。
そんな「可愛ゴー」という系統は現在死語になりつつありますし。
■私が『JJ』に望むこと
私が読んだJJはとにかくお嬢様一色だった。
お嬢様のライフスタイル、お嬢様の別荘ライフ。
お嬢様の学園生活に、お友達とのおつきあい。
もちろん彼氏もおぼっちゃま。
<中略>
今の雑誌は服も、そこまでハイブランドじゃない。
ブランドというより、セレクトショップっぽい。
といってもね、私のまわりではブランド持ってる人なんて
あんまり見なかった。地域にもよるのかも。
ただ、あの当時、いや数年前でもそうだけど、JJは確かに
面白かった。嫌なんだけど、見てしまうというか。
なんといってもカチーンと来たのは
『自分で買った流行の品よりも、お婆様や、お母様から譲られた
今は作られていないシャネルの年代品などが、お嬢様らしさを
あらわす必須アイテムです。』といった記事。
「
partygirlの日記 – JJはどこに消えた・2
」
そう。昔は何か惹きつけるものが『JJ』にはありました。
その惹きつけるものは何かと言うのはいろんな意見があると思うけど、
その何かとは「ぶっ飛んでいること」だと私は思います。
現在の王者『CanCam』は「めちゃモテ」とモテモテメーターふりきっちゃっているし、
勢いのいい大人系ギャル雑誌も「エロカワイイ・カッコイイ」とぶっ飛んだ
キャッチフレーズだもんなぁ~(笑)『NIKITA』に至っては
「乳間ネックレス」とか笑死しそうになります。
でもこういうぶっ飛んでいる雑誌に限って人気があったりするんですよね。
だから『JJ』もセレブ路線で『ViVi』に寄ったり、
モテや恋愛特集をして『CanCam』に寄ったりして迷走することはないんですよ。
『JJ』は昔から取り上げ続けている日本のぶっ飛んだ勝ち組お嬢様を
前面に押し出し敷居(格式)を上げればいいんですよ。
国内セレブに目を向けさせそれに憧れを抱けるような
誌面作りが求められているんじゃないのかな?
そんな『JJ』を私は読みたいです。
コメント
コメント一覧 (6件)
私からみるとJJとCancamの差異は、JJ→遊んでる女子大生 CC→真面目な勝ち組恋愛をしたい女子大、OLという感じがします。JJはまだまだ遊びたいという感じに取れます。昔は今のCancamみたいに、「勝ち組恋愛をしたい」お嬢様系だった気がするのですが。。
JJとCCでは相手にする男側の差異があるかなぁと思います。
あとはJJは昔から「ブランド大好き」「金持ちお嬢様」をやたらと取り上げていましたが、今ってあまりブランド志向じゃないですよね?上記記事にあるようにセレクトショップ志向になってる。だからやっぱりそこらへんがウケないポイントかと思います。
26歳のOLです。ちょっと前までCCもJJも両方とも重たい思いをして買って来てたんですが、最近無意識に買うのをやめていたんです。なんでなんだろ、と思っていたんですが・・・。系統とかそういうものを抜きにして、ファッションの参考にする読者の目線から思うに、JJは昔より真似しにくくなった。なんかアイテム・コーデ共に奇抜で個性的なのが多くなっちゃった気がして。CCは、着まわし特集なんかで使われているアイテム1つとっても、それだけ見るとすごいシンプルで普通で無難なのがおおいです。コーデも、何個か似たようなアイテム投入すればCC系になれますし。そして、CCも3大OLと区別はついているものの、結局どの系統も参考に出来るんです。その点、JJは真似できるページは少ないですね。
JJはセレクトショップ指向、のはなしですが、かれこれ10年前ぐらいの事かもしれないですが、WRの記事がJJにがんがん掲載されてました。で、私自身、時代の流れと周りの影響で、その後なぜかSEDAとかmini系に走ったんですが、びっくりしたのはそっち系の雑誌にもWRが載っていたことです。WRのイメージは店員・バイヤーさんたちの趣味はサーフィンで、日に焼けた肌にかっこよくタンクなんかを着こなしちゃっている感じだったので。だって代官山系って白い子多いじゃないですか。今じゃルミネにまでWRがはいっているし・・・この辺の垣根は雑誌ともどもどうなっているのか知りたいです。
yamaさんのコメントをみて思ったのですが、たしかにWRって何系になるんですかね・・・?東コレにでてるトリプティックも置いてるし。以前SweetにWRが載っていてビックリしたことがあります。Sweetって何系の雑誌になるのかも謎なんですが・・・。JJ派よりCanCam派の子は確かに多いと思います。大学内の本屋に積まれている量が違います。
なんか・・
キャバ嬢スタイルとかお姫様系?w
縦ロールの巻髪とかピンクでフリフリとかゴールドとかwwwwwwww
まるで昔の少女漫画w
>mameさんへ
そうですよね~。何かbis色が強いですね。
最近のJJは。ブランド志向&勝ち組路線はいつ
復活するのでしょうね。
>yamaさんへ
なるほど。実用性でCCに劣りますか。
WRはスプリングとかスウィートの守備範囲な
気がするのですが、アローズとかと同様、
ほぼ全ての雑誌を網羅していますよね。
>りんごさんへ
スウィートはカジュアルとセレブ系の中間
と言う認識が僕の中にはあります^^
>Sir Chrono Frost さんへ
昔の少女漫画は今のファッションの予想を
していたのです(笑)
[Msic][EbiYuri] Re: 『JJ』低迷の原因は「可愛ゴー」
ファッションや女性誌に関して鋭い考察をしている dale さんのサイト Elastic. いつも楽しく読ませてもらってます♪ そこで少し前に書かれたエントリがタイトルのものなんですが,微妙に違和感を憶えたのでコメントしようかと思ったものの,結構長くなりそうなのでこちらに書いてみるテスト. まずは背景を簡単に. 「可愛ゴー」というのは「可愛いゴージャス」の略です. 可愛いけどゴージャス,ゴージャスだけど可愛い. こういう言葉遊び,最近は「めちゃ♥モテ」「エビ売れ」など CanCam が目立っ …