『日経エンタテイメント』で赤文字雑誌の特集が
マッピング付きであったので、今回はそれにツッコミ
を入れたり補足を加えていこうかなと。
自分の見解を盛り込んだ女性誌マッピングも作ろうと
思ったんだけど、時間がなかったのでそれはまた次の
機会にでも。赤文字雑誌のマッピングが気になる方は
本屋で『日経エンタテイメント』を手に取り読んで
みてください。多少疑問のある点もありましたが、
わかりやすく面白い図でしたので。
ではここからは各赤文字雑誌(CanCam、JJ、ViVi、
Ray、PINKY)のまとめです。各雑誌のどこが
違うのか、と思っている男性も多いと思うので
その説明もかねて。ではさっそく。
■CanCam
コンサバ、ギャル、気分でキャラ変える今時の
女の子
発行部数:62万6250部
ヘアメイク:基本は揺る巻き。メイクも濃すぎず、ナチュラルすぎず
写真:野外ロケが多く、柔らかい自然光を逆行で多用
男性観:「モテ」とはいうものの、男に媚びすぎるのは厳禁
ファッション:ギャル~コンサバまで多用。基本はOL仕様
主なモデル:蛯原友里、押切もえ、山田優、徳澤直子、 西山茉希
気分でキャラを変えるとありますが、「私は~派」
というような感じで、女の子の中では結構派閥が
分かれている印象。
で、最大勢力は言うまでもなくエビちゃん系。
昔は優ちゃん、エビちゃん、もえちゃんの3強だったん
だけど、昨年の9月くらいからもえちゃん人気が急上昇。
情熱大陸に出たのも大きな話題(放送開始8年目にして
最高視聴率12.8%を記録)となり、結果、もえちゃん
人気に拍車をかけることになったのでは。情熱大陸以降
メディアへの露出が増えましたよね。
一方で心配なのは優ちゃん。人気がだいぶん下降
している気がします。このもえちゃん(ギャル系)人気で
ギャル層が増え、優ちゃん(コンサバ系)人気下降の
影響でコンサバ層が減ったことにより、『CanCam』の
ギャルのイメージが強くなったのではないか、
と私は考えております。本来『CanCam』にギャル要素は
ないんですけどね。
『CanCam』はキャラの立ったモデルが揃っている
のも特徴の1つですが、エビちゃんの後継者はマキちゃん、
優ちゃんの後継者は直子ちゃんといる中で、もえちゃんの
後継者だけいないのが気になるところ。マキちゃんは
もえちゃん同様ギャル出身なんだけど、今のところ
ポストエビちゃんの最右翼。モデルさんのキャラ付けで
雑誌の方向性も変わってくると思うんだけど、
さてどうなる。
■JJ
コンサバスタイルを守る“地方のお嬢様”
発行部数:43万4375部
ヘアメイク:ヘアの巻きは多少多め
写真:野外ロケが多く、コントラストは強め
男性観:とにかく男ウケが第一。目標は玉の輿
ファッション:コンサバ度高し、ギャル度ゼロ
主なモデル:有村実樹、桜井裕美、黒木メイサ、LIZA
地方のお嬢様とありますが、名古屋と神戸のお金持ち
でブランド大好きなお嬢様風という感じ。現在休刊中の
妹誌である『Bis(旧JJ Bis)』の影響からか、
本来備えていないギャルのイメージが『JJ』にもついて
いると思います。だからギャル度ゼロではありません。
『JJ』といえば今の赤文字雑誌系のヘアスタイル
の主流である「巻き髪」を流行らせた雑誌でもあります。
巻き髪がブレークしたきっかけは「名古屋巻き」で、
その原型は神戸で考案さらたものだそうな。『JJ』
といえば名古屋嬢と神戸嬢ですからね~。
そんな『JJ』ですが、
「ベタ甘モテ服」はそろそろ恥ずかしい!
「過ジュアル」だって飽きた!
だからこの秋ー 私、お嬢さんになります!
と脱モテ路線の愛され革命が起こりました。
モテ(≒かわいい)やギャルのイメージを払拭し、
大人っぽくエレガントなニュートラ(お嬢様)路線に
原点回帰。愛され革命後も男性の目線はかなり意識して
おり、相変わらず玉の輿というのを虎視眈々と
狙っている模様。
【関連】
『bis』休刊で『JJ』に転機!「モテ」から「愛される」へ
■ViVi
セクシーなセレブになりたーい!
発行部数:46万7917部
ヘアメイク:ランダムカールでアイラインは強め
写真:正面ストロボ等で生っぽさを強調
男性観:「モテ」にはこだわらず、自分を磨く
ファッション:基本は肌見せでセクシー&ゴージャス
主なモデル:長谷川潤、藤井リナ、ジェリー
「モテ」にはこだわらないセレブ系の雑誌が『ViVi』。
「モテ」の代名詞である『CanCam』と比較してみます。
『CanCam』の「モテ」というのは男性ウケだけではなく
同性ウケも含む、限りなく「かわいい」という意味に近い
概念です。皆で「かわいい」を共有しよう。それが
『CanCam』。エビちゃんに「かわいい」という評価が
集まるのはそれだけ自己投影がしやすく、親近感が持てる
モデルさんということではないでしょうか。
で、一方の『ViVi』。こちらは『CanCam』で頻出の
「かわいい(≒pretty)」という文字があまり出てきません。
その代わりとして「SWEET」という言葉が出てきます。
女性は自分が共感できたものには「かわいい」と言い、
自分が憧れを抱く対象には「きれい」、「かっこいい」
などと評す傾向にありますが、『ViVi』では
「かわいい」という概念を「SWEET」と表すことに
よって、かわいさの中にカッコよさ(クールさ)、
きれいさというイメージを求めているように思えます。
『ViVi』が「共感」より「憧れ」を重視して誌面作りを
しているのはモデルさんからしてそうですよね。
全員ハーフかつ日本人離れしたスタイルなので、
自己投影のしようがありません。そんな憧れの対象に
刺激され、自己啓発に励むのがViVi読者というわけです。
なおViVi系は真似できそうでできないスタイルが多いので、
個性派ファッションとも思われている模様。
『ViVi』と言えばギャル系か否かでよく論争が起き
るのですが、ギャルと思われるのを嫌うViVi読者が多数。
第三者から見ると、どうみてもギャルだったり
するのですが、本人達は「ギャルではなくセレカジ」、
「ギャルとはオーラが違う」、「ギャルより上級の
オシャレ」等と主張。「私は自己啓発に励んでいるので、
あんなギャルと一緒くたにされては困る」というのが
本音かな?
【関連】
ギャルとお姉系の違い(ちょっと情報が古いけど)
ここからは発行部数が半減。
■Ray
かわいさ全開、チヤホヤされたい系
発行部数:24万6059部
ヘアメイク:巻きは強めで、メイクはピンク系
写真:ロケでの自然光が多いが順光もある
男性観:「モテ」よりも「チヤホヤ」を目指す
ファッション:かわいい印象。露出は控えめ。
主なモデル:酒井彩名、松本莉緒、葛岡碧
赤文字雑誌の中で一番ページ数が少なく薄いのが特徴。
イメージは女子大生のお姉系という感じで、
お姉系デビュー時に読むというイメージが強いですね。
「モテ」系の入門書と言うか。中の読み物を読んでいても、
初心者を対象にした合コンネタが多く、
対象年齢が10代ぐらいかなぁと感じます。
それにしても「モテ」よりも「チヤホヤ」を目指すとは
なかなか的を射た見解。『Ray』は赤文字雑誌で一番
ピンク×白の配色が多く、「姫」という文字が多数出てくる
姫系雑誌でもあります。おそらくお姫様のように
チヤホヤされたいという思いがあるのでしょうね。
あと特筆すべき事は、モデルさんにかわいい子が多い点。
酒井彩名さんや松本莉緒さんは元アイドルらしいですよ。
『Ray』を読んでいて、かわいいなぁ~と頬が緩む男性も
多いのでは(笑)
■PINKY
お手本は鈴木えみ、のギャル路線
発行部数:21万3333部
ヘアメイク:アイラインは濃く、ヘアはユルユル
写真:モデルは笑顔少なめでクールな雰囲気
男性観:セクシーな自分に合った男を見つける
ファッション:身体のラインを常に強調
主なモデル:鈴木えみ、木下ココ、 山岡由実、愛未
ギャルはギャルでも『ViVi』が備えている黒ギャル
(≒コギャル)要素は皆無。白ギャルというか、
休刊中の『Bis(旧JJ bis)』を大人っぽくした感じ。
別の表現をすると、『ViVi』と『JJ』を足して2で割った
イメージでしょうか。『PINKY』もかなり「モテ」を
意識した雑誌なんだけど、ファッションリーダーならぬ、
モテリーダーが存在し、彼女らはモテロリスト
(メンズの恋心を瞬時にとらえ、斬新かつ巧みな
モテ技術で必殺KOを狙う恋愛スペシャリスト)と
呼ばれているようです(笑)
おそらく元ネタは非モテロリストの気がするんだけど、
ツンデレといい『PINKY』はネットからネタを拾って
くるのが上手いですね。あと、『PINKY』は赤文字雑誌の
中ではダントツに付録が多いのも特徴かな。
というわけで、最新の赤文字雑誌(お姉系)事情をまとめてみました。
女性誌は「愛される」の時代へ突入か?どうなる「モテ」
とセットで読んでいただければより理解が深まるかと。
男性の皆様も、たまにはこういう雑誌を読むのもいいものですよ。
彼女達の恋愛観にツッコムのもよし。へんてこな
キャッチフレーズに笑うもよし。美しいモデルに癒される
のもよし。さぁウォッチを始めましょう!
コメント
コメント一覧 (7件)
また、時間がありましたら、
CanCam系の東京ガールズコレクションと
JJ系の神戸コレクション(横浜・神戸)
についての観察と考察も
教えて頂きたいです。
どうも、はじめまして。
PINKYのモデルさんは山岡由実さんですよ。
山田さんになっているので、できれば修正お願いします。
>tetsuさんへ
それらのコレクションには実際に足を運んで
いないので、考察は厳しいです^^;
>rikaさんへ
はじめまして^^ご指摘ありがとうございます。即、修正しておきました。
はじめまして。
興味深く読ませていただきました。
私はCanCam読者なのですが、最近優ちゃんの露出度が低いことが気になっていました。
優ちゃんが可愛いと思ってCanCamを読み始めたので、エビちゃんやマキちゃんは甘すぎ、もえちゃんは大人っぽすぎ、となんだかしっくり来ません。
それに、最近優ちゃんも少し甘路線にシフトしてる気がします…気のせいかもしれませんが。
そろそろ、雑誌の変え時かなと考えています。
優ちゃん系は優ちゃん系オンリーで雑誌があったらいいのに…と思います。
>megさんへ
はじめまして^^確かに優ちゃんは表情が
柔らかくなったというか、甘い雰囲気になって
きましたよね。優ちゃん系がお好きなら、
oggiとかはどうでしょう?少し大人っぽく
なりますが、里子さんは優ちゃん同様、
凛としていてお綺麗ですよ^^
CanCamの優ちゃんも好きだけど、
コンサバと言うより
かなりギャル系じゃん!
優、もえ、えびはら、が出て来る以前は
本当にコンサバ色が強かった。
Cancamはギャルかわいい系の代表雑誌みたいなもんだね。
どうみてもギャル系=CanCam、vivi、PINKY
CanCam、PINKY=渋谷大人ギャル
VIVI=洋ギャル
『CanCam』と言えばギャル系か否かでよく論争が起きるのですが、ギャルと思われるのを嫌うCanCam読者が多数。第三者から見ると、どうみてもギャルだったりするのですが、本人達は「ギャルではなくコンサバ」、「ギャルとはオーラが違う」、「ギャルより上品」等と主張。「けばくて、人工的な感じのギャルと一緒にされては困る」というのが本音かな?