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2006秋冬 ファッション5大トピック

 当ブログは更新数が無駄に多く、過去ログを漁るのが
大変です。昨年の「
2005年10大ファッションニュース
」を作成するのに
結構苦労したので、今年は夏に前編を作成しておきました。
それが「
2006春夏 ファッション5大トピック
」。
今回はその後編ですね。ではカウントダウン形式でお届け
します。





第5位 朝日新聞の香ばしい記事×2


 今年、ネットで最も話題となったファッション
関係の記事が下記の2つ。



それにしても、マークやエンブレムは本来、
軍隊や国家、学校や会社など、何かに帰属することを表す。
今、若い女性には「愛されOL」系のモデル、
エビちゃん(蛯原友里)が人気だが、
これからは男性にとっての理想像も「さわやか正社員」
系になるのかもしれない。そういえば、自らの国家や
民族に固執する右翼系の若者が世界的に増えている
という事実も、多少気になるところだが。

メンズウェアの胸元 ワンポイントおしゃれに復活



 最後の段落がかなり強引。ワンポイントの話が無理やり
右翼の話へ・・・。



この姿勢は、日の丸や日本の美しさを安易に語ることへ
の警鐘でもある。しかし最も挑戦したかったのは、
批判も肯定もしにくい状況だったように思える。

「日の丸」デザインに緊張感 コムデギャルソンの挑戦」


 日の丸をデザインしたギャルソンに朝日新聞が不快感を
示した記事。いろんなサイトでつっこまれていたんだけど、
こちらもやっぱり最後の段落が凄いですね。
日の丸に関しての文は「警鐘でもある」と断定しているのに、
次の文では「思える」と主観を強調。
どちらもデザイナーの川久保氏は明言していないのに、
一方が断定でもう一方は推測・・・。


<おまけ>



イザ!:【吉川潮 – コラム・断】いい大人が半ズボンとは-話題!ニュース



 今年は『国家の品格』、『男の品格』など「品格」が
1つのキーワードになっていますが、半ズボンを
品格という切り口で豪快に切り捨てたのがこの記事。
あまりの香ばしさにたくさんの人が反応し炎上へ。


第4位 進むファッション業界のWEB2.0化


 2006春夏ファッション5大トピックで
「ファッション業界のウェブ参入本格化」を3位に
取り上げましたが、秋冬はワールドがアフィリエイトに
参入したり、岸田編集長(チョイワルのお方)が@zinoを
立ち上げたり、ユニクロのサイトが新しくなった(ユニクロMIX)
と秋冬もWEB化の動きが目立ったのですが、
モデルや企業のブログも劇的に増えましたよね~。
中でも
NHKに取り上げられた読者モデルのブログが炎上した

事件が印象深いかな。マーケティングやPR目的でブログを
開設しているところが多いと思うけど、
下手を打つとあっという間に炎上してしまいイメージダウン・・・。



増えるファッションブログ



 あとWEB2.0的なファッションサイト
ShareYourLook」、
Phot.on」という
ファッションスナップ共有サイトが登場したのも忘れては
いけません。ファッションスナップブログが増えていますし、
ますますオシャレのグローバル化は進むでしょうね。
ファッション誌は大変だろうなぁ~。



世界のファッションスナップ



第3位 ファストファッション×デザイナー


 ファストファッションとは何かを簡単に言えば、
ファーストフードのファッションバージョンです。
トレンドを取りいれるのが早く、
そこそこおしゃれなものが安く手に入るというもので、
具体的にいうと、ユニクロ、GAP、ZARA、H&M等が
ファストファッションに当たります。


 デフレや格差社会の影響なのか、このファストファッションが
年々巨大化してきているのだけど、今年はこのファスト
ファッションが結構話題になりました。



「トップショップ」が日本初上陸、「デフレ・ブランド」巨大化の秘密



ユニクロが最もファッショナブルなのは今期?



2008年秋にH&Mが原宿にオープン



 特に、デザイナーとのコラボものが人気(話題になった)のようです。
ユニクロのデザイナーインビテーションプロジェクト、
H&M×ヴィクター&ロルフ、TOPSHOP×ケイト・モスとか。


 でも、これってライセンスブームに似ているなぁと
個人的には感じています。ライセンス商品もデザイナーの
名前と安さを売りにしているのですが、
一昔前、ピエール・カルダンをはじめとし、
クリスチャン・ディオールやイブ・サンローラン等
たくさんのライセンス商品(≒ブランド・デザイナーの劣化コピー)
が世に出回りましたよね。その結末がどうなったか
言うまでもないのですが、この大量生産によって
各々のデザイナーのネームバリューというかラグジュアリー感は
地に落ちました。で、そのイメージを改善すべく
各ブランドはライセンス契約の解除に次々と踏み切った
わけです。最近ではD&Gがライセンスを打ち切りましたよね。


 もちろん、名前を貸しているだけのライセンス品と
実際にデザインに関わっているであろうコラボ品とは
クオリティが違うだろうし、おそらくH&M等は
ネームバリューの陳腐化が起こるのを防ぐために、
次々とパートナー(デザイナー)を変えているの
だと思います。


 それでも何か引っかかるんですよ。
仮に「名前」と「安さ」に惹かれてファストファッション
×デザイナー(ブランド・デザイナーの劣化コピー)が
流行るとしたのなら、こちらも普及すれば普及するほど
本物の良さを際立たせることになり、ライセンス物と
同じ道を辿ることになるような気が・・・。


 こればかりは蓋を開けてみないとわからないのですが、
ヴィトンがブランド(永続性)に、反対概念である
モード(流行)を取り入れ成功したように、
大量生産(ファストファッション)と希少性(デザイナー)
の真逆とも言える組み合わせは、バランスの取りかた
次第で革命を起こすかもしれませんね。


【余談】ヴィトンがモード(流行)を取り入れたとは、
マーク・ジェイコブスの起用のこと。
マーク入社から5年間で売り上げは3倍増。


第2位 スキニージーンズの大ブレイク


 この秋の最大のトレンドアイテムと言っても過言では
ないスキニージーンズ。ファッション誌でも推しまくって
おり、男女共に大ブレイク。
Yahoo!のトレンドのアンケート
でもぶっちぎりの1位。
でも、そんなに流行っているの?と疑問に思ったので
アンケートをお願いしたらこんな結果が。


スキニー.jpg


 メディアが煽っているだけで意外と不人気?


<おまけ>



「デートで女性がジーンズをはいてくる事について」のアンケート



 はてな界隈でファッションに関する議論が勃発。珍しい。


・若者はなぜジーンズを洗わないのか – 毎日新聞


 という記事がネットでスマッシュヒット。残念ながらリンク切れ
になってしまいましたが、アンケート結果のリンクを
貼っておきます。



Elasticのアンケート結果
(服に関心の強い人が多い)


Yahoo!のアンケート結果
(一般人)


第1位 やせ過ぎモデル禁止問題


 下半期のベスト1位はこれしか考えられません。
一般人のやせ願望の影響を懸念し、モデルのBMI値を
規制しようとする行政と、規制を嫌う業界との間で
大論争が起こったという事件。


・スペイン→言いだしっぺ

・ミラノ→BMI18以下と16歳以下のモデルが規制へ

・パリ→ファッションを規制することはできない

・NY→これは差別的な問題だ

・ロンドン→やせ過ぎモデルも歓迎

・日本→
Yahoo!のアンケート



ゴルチェ.jpg


 中でもやせ過ぎモデル禁止問題に対するこの
ゴルチェの回答には度肝を抜かれました。



図録やせ過ぎ女性比率の国際比較



 というデータも話題になりましたよね。


 そんな中、
米国で活躍していたブラジル出身のスーパーモデル、
アナ・キャロリーナ・レストンさんが拒食症が
原因で亡くなる
という悲しい出来事が。


 悪いのはファッション業界なのか。それとも社会なのか。
美の権威はどこにあるのか、というのが
この問題の焦点になると思うけど、今はブランドでも
モデルでもデザイナーでもなく、
セレブが美の権威ではないか、と私は考えています。


 ブランドはセレブに服を提供し、流行らせて
もらっていますし、人気モデルやデザイナーは
ケイト・モスやエディ・スリマンのように
セレブ化していきます。そのセレブはどうやって作られる
かというと、メディアという名の匿名権力なんですね。


 日本の場合をちょっと考えてみてください。
エビちゃんと冨永愛さん。どちらが一般人への
影響力が強いと思いますか?私はやっぱりエビちゃん
だと思うんですよ。
「セレブ>雑誌モデル>ショーモデル」という順で
美の権威は宿っているんじゃないのかな。そう考えると、
悪いのはファッション業界ばかりとは言えないのでは、と。


 確かにセレブのファッションを作るのは
ファッション業界なので、業界が悪いとも考えることが
できます。でも、そのファッション業界が作った
「美」を権威者であるセレブが認めないと世に
広まらないわけで。そしてそのセレブを作るのはメディア
なわけで。結局は水掛け論になりますよね~。




 というわけで2006年を振り返ってみましたが、
長くなってしまいました(汗)皆さんは今年はどんな
トピックスが印象深かったですか?





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この記事を書いた人

コメント

コメント一覧 (5件)

  • ユニクロとかはファーストファッションというのは恥ずかしながら今知りました。今思うとそういわれてたような気がしないでもないですが、笑。
    ファーストファッション会社も前は安易にデザイナーと組んでいたのが、最近はしっかりデザインと向き合って、安い、生地がいいだけじゃダメだと思っておられるようでその傾向はとてもありがたいです。ユニクロだと思われないようなものを作ってこそユニクロのブランド価値が向上するでしょうから。
    まあ私は堂々とユニクロ着てますが、笑
    あと来年はZARAの飛躍とブリティッシュテイストのトップマンに期待です。
    他にも色々と今年のファッションを振り替えらさせていただきました、ありがとうございます。笑。

  • やっぱりユニクロの動きが衝撃的でした。品質はともかくファッショナブルのベクトルを少しでも見せたのは、自分のユニクロのイメージを変えただけでなく、なんとなく違和感を感じてしまう微妙なところ(汗)。伊勢丹で開催されていた、クリエイターズブランドとユニクロのようなファーストブランドの市場が、来年は拡大して重なりあってもっと複雑化しそうな気がします。あくまでマーケティング的な視点ですが、その重なっている消費者が自分だったりします(笑)。

  • >ワンポイントの話が無理やり右翼の話へ・・・。
    何というか、結論の部分で『そういえば』はないですよね…。
    ファストファッション化はトレンドを安く取り入れられるところは利点だと思いますが、
    トレンドが廃れるのも早くなるということをも意味するので、
    それはそれで寂しいなと。
    やはり、痩せすぎモデルの問題は深刻ですよね。
    私は反対派で、
    痩せ願望はファッションモデルに起因するものではないと思うんですよね。
    個人的にはメディアの洗脳と捉えていますが、
    daleさんがおっしゃっている通り水掛け論の次元ですよね^^;
    >セレブ>雑誌モデル>ショーモデル
    この不等式には賛成です。
    だからこそこういう立場でものを言ってるというのもありますが。
    まあ、それにしてもゴルチェの回答は衝撃的でした(笑)

  • 更新数多いのは、良いことだと
    思いますよ!僕なんてブログの更新
    よく怠るし(笑)ここのブログは
    ファッションの知識が増えるので
    これからも見させてもらいます~。

  • >conviniumさんへ
    僕も堂々とユニクロを着ていますよ^^
    >武欄堂さんへ
    ファストファッションとメゾンブランドと全面
    対決になりそうな気が僕はします。そして
    ファッションも二極化の時代へ。
    >shiroさんへ
    今年一番の衝撃がゴルチェのあれでした(笑)
    >黒猫さんへ
    このブログはファッションの無駄知識がつく
    だけなんですけどね^^;服オタにならないよう注意してくださいね(笑)

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