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ラコステのポロシャツいろいろ

 元祖ポロシャツと言えばラコステのL1212モデルで、
ポロシャツの基本と言われています。
ワニの大きさ(幅3センチ)、襟の形、2つボタン、
ちょうちん袖、サイドのスリット、ボディバランス。
これらは創業以来ほとんど変わっていない普遍のデザインです。
それだけに是非ともおさえておきたい一枚なのですが、
ラコステといえば、現在、アイゾッドラコステ、
フレンチラコステ、日本製ラコステ、クラブラインの
4種類(スポーツラインを除く)が流通しているのを
ご存知でしょうか?いまどき生産国やモデルにこだわる人は少ないと思いますが、
これらをおさえておくと、ますますラコステが好きに
なるかもしれませんよ(笑)古着漁りも楽しくなること
請け合いです。そんなわけで、今回は手持ちの中から
いろんなモデルを紹介していきたいと思います。では早速。




■アイゾッドラコステ


 アメリカのIZOD(アイゾッド)社のライセンス契約に
より販売されていたもの。今では古着でしか手に入り
ませんが、古着屋に行けばすぐに見つけることができます。
お値段はだいたい2,000円~3,000円くらいでしょうか。
現在、ポロシャツはジャストフィット(タイトフィット)
が主流ですが、アイゾッドラコステはアメカジらしく
ザックリ着たいものです。


アイゾッドラコ1.jpg
izodtag.jpg


 しっかりとした鹿の子地。メイド・イン・USA。
ダックテールと呼ばれる長い後ろ身頃が特徴(
画像を見れば一目でわかると思います)で、
アメカジ好きのご用達。このタグはおそらく80年代のもの。
タグは年代によっていろいろあります。



アイゾッドラコ2.jpg
青ワニ.jpg


 お次は鹿の子タイプではないタイプ。
アイゾッドラコステと言えばカラフルなワニが
特徴の1つですが、中でも青が多いのではないでしょうか。
このポロシャツは襟のデザインと大きさから、
ボタンを開ければ開けるほど襟とその周りが崩れます。
L1212の襟がいかに素晴らしいかを知ることとなった一枚。


■フレンチラコステ(フレラコ・フララコ)


 フレラコ(フララコ)はフランス製のラコステと
フランスで販売されているラコステの通称です。
つまり本国からのインポートもの。日本のライセンス
ものと区別をつけるためにそう呼ばれており、
やや細身で着丈が長いのが特徴。とはいっても日本製と
さほど変わりません。フレラコはその名の通り、
昔はフランス製だったのですが、フランスメイドは
生産が終了し、近年は主にモロッコで生産(企画はフランス)
しているようです(ペルー産等もあります)。このため
フランス製表記のフレラコが珍重されるように。
このフランス製表記にこだわるのなら、古着で探すことに
なります。こちらもアイゾットラコステ同様、
2,000円~3,000円くらい買うことができます。


モロッコラコ.jpg
ワニタグモロッコ.jpg


 これはモロッコ製のL1212。襟タグは今店頭に並んで
いる商品と同じです。現在EU圏では生産国表示の義務が
ないので正確な生産国がわからないのですが、主に
モロッコ製が多いそう。アイゾットラコステと比べると、
フレラコは生地がしなやかで柔らかく、着心地がソフトです。
このモロッコ製が欲しければ、古着で探すより新品で
買ったほうが早いと思いますが、インポートものなので
多少値が張る場合も。


フランスラコ.jpg
ラコステタグ.jpg


 画像の赤タグはレア。おそらく60年代のもの。
このポロシャツはフレラコなのにダックテールだったり、
4つ穴のボタン(フレラコは2つ穴のシェルボタンが基本)だったり、
とよくわからないモデル。なお、70年代、80年代のフレラコは古着屋で簡単に
見つけることができます。タグが珍しいからといって、
値段が高いということはありません。古着屋で漁るなら
ハンジローが一番ですね。次点がWEGO。


スペインラコ.jpg
スペインワニタグ.jpg


 こちらはやや珍しいスペイン製。フランス製のは
番号+ESPANAのところにMADE IN FRANCEと書いてあります。
番号の横にサイズ(3とか5とか)が書いてあるタグではなく、
画像のは襟タグの下に46というサイズ表記がついています。
他にタグの一番上にMADE IN SPAINと書いてあるものもあります。
このポロシャツはボタンホールが縦、ボディの裏に代え
(予備)のボタンがついている、と珍しいディテール。
1、2、3ではなく、38、42、46というサイズ表記のものは
レディスですが、男性が着ても違和感はそんなに
ありません。着丈が短いので、着丈の短い
ポロシャツが好きな男性は、あえてレディスを選択する
のも1つの手かなと。ユニセックスがブームですし、
古着ですし、レディスだからと言って、そこまで気に
することはありませんよ。


■日本製ラコステ


 ラコステのポロシャツは年代、生産国、モデルによって
サイズがかなり違ってくるのでサイジングが難しいのですが、
その点、ファブリカ製(日本製)のL1212(定番モデル)
は日本人の体型にぴったり合うので安心です。
お値段もフレラコ(インポートもの)より安いですし、
ラコステ入門には最適。


大沢商会ラコ.jpg
ロゴワニ.jpg


 ファブリカの前にライセンス契約をしていた大沢商会
製のラコステがこれ。ワニにlacosteという文字が入って
いるのが特徴。今のファブリカ製はフレラコ同様2つ穴の
シェルボタンを使っていますが、大沢商会製は主に
4つ穴のプラスティックボタンです(今のファブリカ製は
2つ穴のシャルボタン)。このポロシャツは
デザインが時代を感じさせるというか、着ると
おじさんぽくなる一枚(笑)


レトロフィット.jpg
ラコステタグ.jpg


 L1212の進化版。UA別注のレトロフィットモデルです。
昨年からの展開で、通常のタグの上にEXCLUSIVE EDITION
というのがついております。L1212と比べると細身に
作られており、ワニの幅が3.7cmと大きい、襟が若干小さい、
袖が気持ち短い、後ろ身頃が少し長い、という差異があります。
お値段は通常のL1212より1,050円高いです。


■クラブライン


 デザイナーのクリストフ・ルメールが2003年から
スタートしたラインで、グレーのワニがシンボル。
ラコステの中でも最高品質を誇り(お値段も最高)、
モードを感じさせるモダンなデザインです。


クラブライン.jpg
銀ワニ.jpg


 このポロシャツはクライブラインの中で最もベーシックなモデル。
だいたいレトロフィットモデルと同じくらいの細さですが、
こちらはストレッチ素材なのでフィット感があります。
クラブラインは全体的に細身なので、ワンサイズ上げた方が
いいかもしれませんよ。サイズ選びは慎重に。



 手持ちはまだあるのですがこれくらいで。
ラコステの象徴であるワニのワンポイントは、創業者の
ルネ・ラコステの選手時代(テニス)のニックネームに
由来しているそうです。そして元祖ワンポイントでも
あるのだとか。L1212モデルはずっと幅3センチの緑ワニですが、
そのワニの大きさや色はいろいろあり、偽者も多いです。
古着で本物と偽者を見極めるのは至難の業で、私も
見極めることはできません。そういうのが気になる方は
新品を買った方がいいですよ。それか、よくわからない
アジア製は避け、L1212のフレラコを探すと良いです。
見るポイントは、タグの生産国(フランスがベスト、
他にはスペイン、モロッコ、ペルー)、2つ穴のシェルボタンかどうか(ボタンは2つ)、
ワニが3センチか否か、サイドにスリットが入っているかの4つです。
これでだいぶん偽者は避けられるはず。それでは、長くなりましたが、
ラコステのポロシャツを買う際の参考になれば幸いです。





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