昨夜の東京カワイイTVは「新感覚★アニメインスピ・ファッション」という回だったのですが、ファイナルファンタジーから発想したというデビューコレクションが話題となった(高島屋の期間限定販売でほぼ完売するほどの人気)、モトナリ・オノが冒頭で登場。本棚に「ジョジョの奇妙な冒険」が並べられていたり、創作に詰まると秋葉原のメイド喫茶に行ったり、メイド服や絶対領域をデザインのソースに使ったり。「オタクとかで防衛線をはるのはもったいない」とその狙いを熱く語ったり。「さすがモトナリ・オノ!他のデザイナーにできない事を平然とやってのけるッ!そこにシビれる!あこがれるゥ!」と言わざるを得ないのですが、皆さんも、ご覧になられましたか?
今は、小野原誠さん(モトナリオノのデザイナー)のようなオタクを自認するデザイナーまで登場し、ファッション×アニメ・モードに注目が集まっているのですが、この流れの発端は90年代のストリートファッションです。
1990年代末、世界が注目した日本の渋谷、原宿に見られる若者たちの独特なストリート・ファッションがマンガやアニメとの関連なしに語れないのは、彼らの感性はマンガやアニメによって育まれ、彼らの尺度がマンガやアニメと極めて近いからである。特有の足元の誇張、幼い身体がそのまま引き延ばされたようなプロポーション、目ばかりを強調する平坦な顔。幼児的なファッション。マンガ・テイストの美意識、身体感覚。
「ファッションの世紀―共振する20世紀のファッションとアート
この時代は、あくまで「テイスト」をさりげなく取り入れているだけでした。しかし、これが2003年を境に大きく変わっていきます。ルイ・ヴィトンが村上隆さんのポップなマンガ的デザインを伝統のモノグラムに取り入れたのですね。
これはかなりのインパクトだったので、皆さんも覚えていると思いますが、これ以降、マンガからファッションに入る人が増えたり(NANA、のだめカンタービレ、王様の仕立て屋など)、マンガや特撮のキャラクターをコレクションのモチーフに使ったり(ヨウジヤマモトやコムデギャルソン)、コレクションのテーマに堂々とマンガ・アニメを挙げるモトナリオノのようなデザイナーが現われたり。昨夜の東京カワイイTVでも、「ガンダム」だけではなく、「涼宮ハルヒ」や「らきすた」も登場していましたが、国民的なマンガやアニメだけではなく、「萌え」よりのマンガも「カワイイ」とファッションに組み込まれるようになってきました。何と言いますか、だんだんと、濃く露骨になってきております。
もはや、インスピレーションを得たというより、パロディレベルも多いのですが、ファッションがその流れにあるのなら、ファッション誌もそうなっていくのでしょうね。men’s eggや小悪魔agehaあたりの盛りヘアーのページで、「盛るぜぇ~!超盛るぜぇ~!」というコピーを見る日は案外近いのかもしれません(笑)
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コメント
コメント一覧 (5件)
20471120のエヴァモチーフやHYOUMAなんかはこの方々の走りですな。
フィッチェの「赤塚ニット」なんかもか?
あっ、初コメです。いつもElastic楽しく読まさせていただいてます!!
その番組、偶然見ました。
インスピレーション受けて、あそこまで大胆なデザインにしちゃうのはいかがなものかと…。
ですがストリートファッションが復活の兆しを見せ始めているので、ポップなものがこれからどんどん出てくるんでしょうね。
プラモデルのリングはなかなか良かった。。。
みのりんいいよな
90年代はアメコミ周りと裏原のブランドが急接近した時期がありましたなあ。
激ヤバ(笑)マジレア(笑)即ゲット(笑)とかいって。今でもその名残は細々あるんですけど。
フィギュア屋でオタクと裏原兄ちゃんの間で緊張が走るとかあったらしいし。
当時のフィギュア関係のムック見るとバウンティーハンターのオリジナルトイの記事があります。
>まだむさんへ
20471120のエヴァモチーフは走りでしょうね~。
>えなりさんへ
はじめまして。番組に登場したデザインは大胆でしたよね(笑)そのうち、そういうのも洗練されていくのではないでしょうか。
>ピーターパンさんへ
ネタのセンスが古いのが面白いですよね(笑
>Captain Yさんへ
フィギュア屋でそんな事件もあったのですね^^;そのムック読みたいなぁ~。