ジーンズの価格破壊にメーカー悲鳴 (1/2ページ) – MSN産経ニュース
ジーンズ業界が、総合スーパーなどによる激安品の相次ぐ発売に悲鳴を上げている。低価格志向を強める消費者が飛びつき、顧客離れが加速しているためだ。ジーンズメーカーや、ジーンズを主力商品とする衣料品販売会社は、軒並み業績を悪化させている。「リーバイス」ブランドを展開するリーバイ・ストラウス・ジャパンが今月発表した平成21年11月期決算の第3四半期までの累計は、売上高が前年同期比19・7%減の約132億円と大きく落ち込んだ。カジュアル衣料販売大手のジーンズメイトも先月、平成22年2月期の連結営業損益見通しを従来予想の2000万円の黒字から3億9000万円の赤字に下方修正した。ジーンズメイトの福井三紀夫社長は「激安品に顧客を食われた」と肩を落とす。深刻な販売不振を受け、事業縮小の動きも出ている。国内メーカー大手のボブソン(岡山市)は月内にも、「ボブソン」ブランドを企業再生会社に譲渡し、子供服の製造販売に事業を絞る。影響は素材分野にも及び、クラボウはデニム生地の糸を生産する岡山工場を6月末に閉鎖した。
アメリカではジーンズが日本の半額くらいで買える、ジーンズは元々「作業着」なので安くて当たり前、というような意見をちらほら見ますけど、歴史を紐解くと、ジーンズが生まれた当初は、ジーンズは「高級作業着」だったのですよ。他の作業着が5,000円くらいの中、ジーンズは今の値段にして15,000円くらいしたそうです。ただのザクではないですよ。シャア専用ザクみたいなものですよ(笑)スペック(頑丈さ)も他のワークパンツとは一線を画します(2頭の馬が1本のジーンズを引き裂こうとしているリーバイスのパッチはその象徴)。だから、ヴィンテージ市場のジーンズはリペア物が多いのですね。安いパンツではないので、昔の人はリペアしながら大切にはいていたのです。決して、使い捨てするような、すぐに破れてダメになってしまうような、そんなパンツではないですよ。
「かなうことなら私がジーンズを発明したかった」。こちらは、故イブ・サンローランの有名な言葉です。モードの帝王にここまで言わせるアイテムがジーンズなのです。ただの安いだけの作業着にサンローランがここまで言うはずがありません。それだけの可能性と魅力がジーンズにはあるからでしょう。
ジーンズは丈夫さだけではなく、デザイン面(機能美)も秀逸で、
20世紀を象徴するファッションアイテムと言っても過言ではありません。それが、ここ日本では、ファッションでも頑丈さでも色落ち(エイジング)でもなく、ただの服として、安さのみが競われている。そして、競争に負けたメーカーが次々と潰れていく状態です(選択肢が減り多様性が失われていく)。こんな時代からこそ仕方ないのかもしれませんが、確かにジーンズは大量生産品で大衆の服ですけど、いちファッション好きとしては悲しい限りです。
コメント
コメント一覧 (12件)
一方、出来の良いレプリカや加工が歓迎されるのも日本ならではじゃないでしょうか。
私が最初にレプリカを買った15年前はドゥニーム、ダルチ、フルカウント位へしか触手が伸びなかったのですが、
現在は素晴らしいジーンズを作るブランドがたくさん有りますね。
あと、この不景気でリーバイスの売上が落ちてるってのは、ジーンズがある程度の高級品だということを証明するものかもしれませんよ?
悲しい話ですなあ
そもそも、そんなにg.u.とかジーンズメイト、ドンキホーテのジーンズ買う人っているの?
ただ単にUNIQLOが売れてるだけじゃないんですかね?
個人的に今のリーバイスの通常ラインなら、UNIQLOのMADE IN JAPANデニムの方が優れていると思いますし
ジーンズかぁ…
リーバイスよりディーゼルが好きです。
でも買うならやっぱりアドリアーノかな
ブルージーンズはあまり持ってないので何本か買ってみようかな〜
でもジーンズってのは、安い=悪いってのはあまり当てはまらないかも…
GAPのセールとかで買うとかなり安いし…
古着でも気にならないし
安い新品を買って自分で色々アレンジして楽しめたりするし…
ジーンズってフリーダムガンダムですね。
ユニクロのHPに、執行役員の勝田幸広氏に+Jについてインタビューした記事があります。
その中で、
+Jを見た時に鳥肌が立ち、「同じ工場や素材を使ってもこの人の手にかかるとこんな物ができるんだ」
と感じたという旨の記述がありました。
今回のような安いから売れる、安いから買うという論調のニュースを見ていると、
デザインなどの一見して目に見えにくい色々な部分にお金を払えない人
増えてきているのだなと思います。
個人的にはそういった目に見えにくい色々な部分も含めて、服の魅力を感じたり、
ある日(例えば新しい服と合わせてみたり、ふと服を眺めてみたりしている時に)
その服の魅力を見つけたりするのが凄く楽しいし嬉しくなるので、
この先、楽しい服や嬉しい服を作るメーカーが少なくなっていってしまうのであれば寂しいと思います。
スキニーブームが一段落&ジーンズの次の流行り(スキニー並の)を打ち出せていない&景気低迷による購買不振が原因じゃないの?
リーバイス買う層と、ユニクロ以外の低価格ジーンズを買う層が被っているとは思えない
私がこの新聞記事を読んだとき、確かに日本のジーンズは高くなりすぎていたのかも、と感じました。
これは一部のブランドも含んだ話で、その点では今回売り上げ減が報じられたリーバイスはまだ標準的な値段かもしれません。
てなこと言いながら、ユニクロのジーンズの棚の前ではやっぱり嬉しさが溢れてくるのですが…
元々ジーンズ(服)が好きじゃない人が
買ってる分が食われてるだけだと思うんですけど
guは100万本?、イオンは1週間で20万本売れたそうなので影響あるとは思うけど…
買う層は結構違う気も。
それよりも元記事に書いてある若者のジーンズ離れのが気になります
他の方も言っていますが原因は景気後退だけではなく
スキニーデニムに次ぐブームを作れていないのもあるのでしょうね。
ストレートとブーツカットの中間のシルエットのシューカットなどもありますが
スキニーには程遠い定着度と知名度ですしね。
メーカーが潰れるのは資本主義の競争社会では
売れない商品が淘汰されて、より売れるものが生き残っていくのは当然ですし
「戦いに負けるとはこういうことだ」とガンダムのセリフにもありますしね。
>RX-774さんへ
ジーンズも二極化なんでしょうかね^^;
>悲しい話ですなあ
ほんとに。
>ゲルゲさんへ
ドンキのジーンズ品薄らしいですよ。
イオンのジーンズもすごく売れたみたいですし。
>あやおばさんへ
プレミアムジーンズの時がやりすぎたったのでしょうね^^;
>ヒゲさんへ
ジーンズ離れって本当なのでしょうかね。
いまいちピンときませんでしたが・・・。
>他の方も言っていますが原因は景気後退だけではなく
多数派によって少数派が駆逐されていくのは、
ファッションという分野ではさびしいですよ。
やっぱり。
シャツを出してポケットが隠れると
ちょっと見、見分けは難しいかな。
おまけにローライズ、
昔は深いほうが足が長く見えるとか言ってたのに、今度はローライズのほうが長く見えるって、
どういうこと!?