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SENSEが「東京セレブ」なファッション誌に、そして編集長はブランドを立ち上げる

SENSE (センス) 2013年 04月号 [雑誌] SENSE (センス) 2013年 04月号 [雑誌]

センス 2013-03-09
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 4月号はMEN’S NON-NOやPOPEYEも分厚かったのですが群を抜いていたのがSENSEです。
これはただ事ではない重さなので量ってみると1520g。参考までに「弟誌HAERTと合体!SENSEが変わる」と
2冊が1冊に合併した2009年2月号が860gです。女性誌だと2007年のCanCam4月号、
押切もえさん卒業号(CanCam全盛期終了号)で1550g。いかに重いかわかっていただけたかと思います(笑)
普通のファッション誌の2倍以上の重さですね。


 さっそく読んでみますと、マスターマインドのファイナルコレクション、シュプリーム×コムデギャルソンシャツの独占スクープ、
ザ・ブラックセンスマーケットの情報などが雑誌を分厚くしているのですが、
それともう一つ、守谷編集長が立ち上げた新ブランド「ブライトシングス」のコーナーもボリュームがあります。



 私物の紹介、誌面のスタイリング、自らモデルとなって誌面に登場するなど、
他のファッション誌の編集長と比べダントツで前に出てくるタイプの守谷氏。
ついにデザイナーとなりブランドまで立ち上げました。



若い人に媚びることなく、最初からセンスある30代以上がメインターゲット。
遊びを知ってきた大人たちのために着心地ありきでシンプルながらも、
″今の空気と色気″を上手くミックス。都会に映える「黒」を軸にした
″エレガンス・ミリタリー″な世界観を表現している。


16ページにわたり取り上げているので興味のある方はご覧になってみてください。





 今月号は編集長がデザイナーに就任したからなのか雑誌のサブタイトルが
「「東京セレブ」なファッション誌」に変わりました。久しぶりの変更です。
これに思うところがありましたので、少し長くなりますが前回のリニューアル号である
2009年2月号からサブタイルの変遷をまとめてみました。



【2009年2月号】「20代も40代も読める!史上初の大型メンズ誌へ変身!!」


【2009年3月号~6月号】「史上初!20代も40代も読める「男」のファッション誌」


【2009年7月号~8月号】「20代も40代も読める「男」のファッション誌」


【2009年9月号~2010年5月号】「″こだわり男″のファッション誌」


【2010年6月号~11月号】「20代も40代も読める!″こだわり男″のファッション誌」


【2010年12月号~2011年8月号】「20代も40代も読める!″男″のファッション誌」


【2011年9月号】「新しき40代に送る!「男」のファッション誌」


【2011年10月号~2013年3月号】「男の「センス」を上げる!」


SENSEは2012年5月号で創刊100号突破。キーワードを見ると、「男」「こだわり」「センス」が
コンセプトになっているのがよくわかります。2009年より前を見ると「30代」「ワイルド」
「ストリート」というキーワードも出てきますが、「黒い!高い!男らしい!」という硬派な点では一切ぶれておりません。それが「東京セレブリティ」なファッション誌に変わったのです。
軟派です。事件です(笑)


 他紙になりますが2006年に「裏原セレブスタイル」というものがありました。
裏原カルチャーに関係のあるセレブリティ(ミュージシャン、ストリートのカリスマ、芸能人)が
仲間内のノリで発信するスタイルです。要はセレブブームでセレブが語尾についただけの裏原ノリなのですが、
今は「裏原≒東京カルチャー」という意味で使われることが多いので、
「東京セレブリティ」というのはバック・トゥ・ザ・裏原セレブスタイルではないか?と読んでいて思いました。
そのノリは「東京セレブの「黒」」のページでも見られます。



毎回ウチだけが黒を推し続けているんじゃないか?と思われそうですが(笑)、
東京セレブリティたちの黒好きはウチ以上かも!?今回も名立たるミュージシャンから俳優まで。
黒好き、いやSENSE好き(笑)の有名人たちが自慢のスタイリングを披露。


セレブリティたちが私物やコーディネートを披露しているのですが、
これは「〇〇着」が流行ったあの裏原文化を思い出させます。
SENSEではこのセレブリティコーナーを少し前からやっていますので、
今月号だけではなく目玉企画として来月以降も続けるのでしょう。



 トレンド的にはPOPEYEが先端を走っており、ネットのまとめ文化的な見せ方
(アーカイブの収集芸)でネクストシーンに突入する中、
東京セレブ(デザイナーの自分含む)が読者を牽引していく雑誌として今までの裏原ノリを強固にしたSENSE。
過去に「東京からモードまでの″振り幅″こそセンスです!」と誌面で述べていましたが、
そのふり幅もモード、ヴィンテージ、クラシック(テーラー)、新鋭ブランド、アウトドアと
圧倒的なリーチを誇るPOPEYEと比べると分が悪いように感じています。


 SENSEは良くも悪くもぶれませんので、ファッション誌としてよりもファン雑誌として
勝負していく気配すら感じますが、それも一つの在り方なのだと思いますし、
30代向けの雑誌なら裏原世代になるのでそのノリは必要不可欠なのかもしれません。


 デザイナーとしてブランドを立ち上げた守谷氏。どこまで前に出ていき、
ファッションシーンを引っ張っていけるのか。今後も注目だと思います。






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この記事を書いた人

コメント

コメント一覧 (9件)

  • その編集長のブランドが伊勢丹メンズ館2階のNハリの隣にコーナーを設けてに販売されていたことは、あまりの衝撃だったのでここにつぶやいておきます(笑)。

  • SENSEの編集長の前に出てくる路線は最初の内は微笑ましかったんですが、ここ1年くらいは度が過ぎていたので購読を止めてしまいました。
    その後どうなったのかは知らなかったんですが、編集長推しを弱めるどころか、ブランド立ち上げまで行ったとは驚きです。(笑)

  • 実際に見たBRIGHT THINGSはただの黒い服って感じで、
    まぁ素人が考えそうなコレクションだな、と。
    以前のWJKとかに通じる非オシャレ感が出てました。
    C.Eみたいなのと比べるとクリエイターと凡人の格の違いが分かります。
    SENSEはMMJといい都築響一といいヤンキー感性+ミーハーなファッションを提案する雑誌だと思います。

  • 以前までは、テンダーやソフなどの「骨太ブランド」を押していた傾向があったのでチェックはしていたんですが
    さすがにいまの「セレブ()」な状態の雑誌には目も当てられません

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