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アラサーに向けたスーツの基本書『THE SUIT』

Fashion Text Series THE SUIT メンズファッションの教科書シリーズ vol.1 (Gakken Mook Fashion Text Series)


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 穂積和夫氏が表紙のイラストを手掛ける本書『Fashion Text Series THE SUIT メンズファッションの教科書シリーズ vol.1』。
アイビー世代なら思わず反応するイラストだと思いますが、
アイビーファン向けの本ではなく、アラサーの男性に向けて書かれた
スーツの教科書です。


<目次>



Chapter1 制作過程からディテールまで、一目瞭然のスーツ構造学


Chapter2 間違いなく“通”と呼ばれる、スーツ購入学


Chapter3 鉄板技からハズシまで、ひと味違うスーツの着こなし


Chapter4 スーツ姿を3割増しする、+αのアイテムたち


Chapter5 賢者の手入れと保管術


Chapter6 スーツにまつわる、古今東西エトセトラの雑学集


Chapter7 これさえあればスーツ検定1級?スーツ用語の虎の巻き



 本屋に置いてあるスーツの教科書はどれもイマイチだと思いませんか?基本的に、イメージコンサルタント(特に女性)の書いた浅くて薄いスーツ論か、服飾評論家の書いた分厚く説教くさいうんちく本のどちらかしかないんですよね(笑)何と言うか極端なんですよ。その点、本書は万人にオススメできる良書と言えます。何よりも薄くてコンパクト。それがいいのです。興味がなくても挫折せず最後まで読めるので。
しかも、その薄さは内容が浅いから薄いのではなく、無駄なことを省いているだけなんですね。必要最低限の知識がぎゅっと詰め込まれています。監修しているのが、MEN’S EXで「教授」の異名をもつ中村達也氏なので、役に立たないスーツ本ができるわけがないのですが、アラサーの男性はもちろん、新社会人や就活でスーツを探している人にも参考になる本だと思います。


 なお「ファッションの初心者から上級者まで、男性必読の一冊」と書いてありますが、上級者には物足りないでしょうね。いであつし氏のコラムを読み、「フントニモー!」キター!、「アータ」出たー!、「ブルックスブラザーズのBDシャツがインディビジュアライズドシャツで作られていたと最近知った」とか絶対ウソやはー、と突っ込んで楽しんだりするくらいで(笑)


 ちなみに、vol.2は本格革靴編ですが、掲載されいている靴のブランド数がちょっと少ないです。例えば、イギリス靴だとわずか8ブランド計24モデルです。写真は大きくてきれいですが、それだけです。割高感を感じるので、
最高級靴読本 Vol.3 永久保存版 ―The World OF HIGH-END SHOES Vol.3
の方をオススメしておきます(イギリス靴だと13ブランド計179モデル掲載)。

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