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カッコイイ写真と共に語られる歴史『メンズウェア100年史』

メンズウェア100年史 (P-Vine Books) メンズウェア100年史 (P-Vine Books)
キャリー・ブラックマン

ブルース・インターアクションズ 2010-06-18
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 ファッションに関する歴史本というのは数多く出ていますけど、
写真やイラストのピックがピカイチなのが本書『メンズウェア100年史』です。
そのセンスの良さはさすが『モダン・メンズウェア
』や
ブリティッシュ・ファッション・デザイナーズ
』を
出しているP-Vine Books。古かろうが新しかろうがカッコイイものはカッコイイ。それがよ~くわかります。王様、芸術家、俳優、スポーツ選手、ミュージシャン、デザイナーなどなど。多種多様な人たちが登場しますけど、やはり、スタイルを持っている人たちは違うなと改めて思いました。




<目次>


SUIT

WORKER&SOLDIER

GOOD GUY,BAD GUY

PLAYER

DRESSING DOWN

DRESSING UP

REBEL

PEACOCK

MEDIASTAR

CULTURE CLUBBER

STYLIST

DESIGNER


 歴史が語られ資料として挿絵が挟まれる教科書型ではなく、
IVY ILLUSTRATED―絵本アイビーボーイ図鑑』みたいに
写真やイラストがメインで、そのスタイリングから時代背景や服の特徴を説明する形の写真集です。
正直、歴史本としては読みにくいですが、写真集として秀逸なので、
うんちくに興味がない人こそ楽しめる一冊かなと思います。
では、個人的にカッコイイと思ったページを少しだけ紹介します。





オックスフォードバグス.jpg



いつ見ても。この極太のオックスフォードバグスでスーツを崩す
スタイルはカッコイイです。100年の中で30年代だけの着こなしなので、カッコイイと思う人が少ないのでしょうね~。リバイバルしませんし。


サンローラン70.jpg



雑誌でもよく取りあげられるイブサンローランご本人のサファリルック。70年代初頭とはとても思えない洗練さです。40年前ですよ?



マーロンブランド.jpg



映画「乱暴者」のマーロンブランドですね。この写真を見るとガチの
ライダースにはまる人が多いのにも頷けます。
本書では、ショットのワンスターと明記されていますけど、
デュラベル社製との話もあるんですよね。そのあたりも調べて欲しかったところ。




 こんな感じで、一応、1900年代頭からトムブラウンの登場までが
本書の守備範囲です。ただ、ギャルソン、マルジェラ、プラダが
さらっと流され、ラルフローレン、アルマーニ、ヨウジヤマモト
みたいなスタイルのあるデザイナーが大きく取り上げられている
ことからもわかるように、全体的に「メンズ」というのを重視した
クラシック寄りの内容となっております。


 他にも、カルチャー面では80年代のマイケルジャクソン、
スーツではケネディ大統領やチャーチル首相、俳優部門ではトムクルーズのMA-1とロバートデニーロのM65なんかも載せて欲しかったですし、「ファッション史」というには、いろいろと物足りない箇所もありますが、守備範囲が100年ですので、さすがに、全てに細かく言及するのは無理ですよね(笑)そんなわけで、写真集として本書を読み、興味のある箇所は他の本で掘り下げていくといいのではないでしょうか。メジャーな「スタイル」はほぼ網羅されておりますので。






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