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フォントのふしぎ ブランドのロゴはなぜ高そうに見えるのか? 小林章 美術出版社 2011-01-17 |
Louis Vuitton、Dior、BVLGARI。最近話題になっているブランドですが、
そう言えば、少し前に読んだ『フォントのふしぎ』で取り上げられていたなと思い出しました。
なぜヴィトンのロゴは高そうに見えるのか。なぜブルガリの綴りが「U」ではなく「V」なのか。
ディオールとディオールオムでは使われているフォントは同じ?それとも違う?等々。
皆さんも気になったことがありませんか?ショップ、ファッション誌、DMで嫌と言うほど
ロゴを見ていると思いますが、そこはイメージを大切にするブランドなので
当然意図的にデザインされているわけです。
本書のコラムの一本目はヴィトンのロゴについてですが、
丈が長くなるのでブルガリの方を紹介したいと思います。
古代ローマの遺跡には、Uの字がありません。このころはまだUの字がなくて、
発音の違う「U」も「V」も同じVで表していました。<中略>アルファベットのなかでも、
「U」は新参者なんです。「U」の発音を表す文字としてVと区別して使われ
はじめたのは大ざっぱに1700年前後らしいです。
「WISTVB DU SOMMELIER」や「PONT KVSS」は、2000年前のものではないでしょうが、
碑文みたいな雰囲気は出したい。つまり、Uの代わりにVを使うのは、
「歴史があるぞー」と言いたいわけです。
古代ローマの碑文は「王道感」を演出する文字のようで、ヴィトンをはじめとし、多くのブランドが碑文のバランスを手本にしているそうです。詳しくは本書を読んで欲しいのですが、要するに、ヴィトンもブルガリもロゴで「伝統を大切にしているよ」とアピールしているのですね。そして、そういう伝統を大切にしているブランドを次々と買収してモード化させていくのがLVMHの総帥アルノー氏なのです。
アルノー氏については「ブランド帝国LVMHを創った男 ベルナール・アルノー、語る
本書は他にもVOGUE、Ralph Lauren、FENDI、Dolce&Gabbana等も登場しますので、
ファッション好きの方は1章の「高級ブランドはなぜ高級に見える?」を読むと面白いのではないでしょうか。2章は「ヨーロッパの街を作っているフォント」、3章は「フォントは見た目で選んでOK」、4章は「意外と知らない文字と記号の話」となっており、270点の写真と70本のコラムで欧文フォントが語られます。小難しい話はなくフォントのトリビアという感じなので読みやすいですよ。

コメント
コメント一覧 (1件)
乱暴でも要なのは正しい発音かなあ