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TAKE 8 IVY 伊藤 紫朗 万来舎 2011-06 |
昨年アイビーの名著『TAKE IVY』が復刻され話題となりましたが、
『Take 8 IVY』はその正統な続編です。『TAKE IVY』『The IVY』に続く3作目で、
『TAKE IVY』のリニューアル版、21世紀版という位置付けの写真集となっております。
本書を読めば、質素で洒落た飽きの来ないスタイル、
それこそがアイビーであるということがよくわかります。
華美や軟派からはほど遠い質実剛健なスタイルです。
写真家は『TAKE IVY』と同じ林田昭慶氏。1965年から85年の間に
撮りためた5,000枚以上の写真から選び抜かれたものが本書に収録されており、
服飾評論家の伊藤紫朗氏が写真の解説をしています。
内容は『TAKE IVY』とほとんど同じですが、『Take “8” IVY』とあるように
今作は「アイビーリーグ」と呼ばれた大学群、ハーバード、
イエール、ペンシルベニア、プリンストン、コロンビア、
ブラウン、ダートマス、コーネルの8大学、各大学の特色がはっきりわかるよう編集されております。


写真も綺麗になりました。『TAKE IVY』と『Take 8 IVY』で同じ写真が使われているのを見つけたので比べてみてください。上が『TAKE IVY』。下が『Take 8 IVY』です。今作でもこの写真が使われているということは、この写真にはよほど外せない要素が詰まっているということですね。細かく見ていくと、ボックスシルエットのナチュラルショルダー、オックスフォードのボタンダウンのシャツ、ハイウエスト気味&くるぶし丈のスラックス、ボリューム感のある靴、細いネクタイに小さい結び目。まさにトムブラウン的スタイルです。今でも通用するバランスの取り方がこの時代にすでに確立されている。凄いですね。
写真が綺麗になった影響か。それともアイコン的アイテムが
使われている写真を意図的にセレクトしたからなのか。
アイゾッドラコステ、チャンピオンのチョコチン、バラクータ、
ナイキのコルテッツなど着用しているブランドもはっきりわかるようになっており、
その点もファッション好きは楽しめるのではないでしょうか。
『Take Ivy』世代のファンもそうではない若者も。
何かと発見がある写真集だと思います。

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