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ルイ・ヴィトンの法則―最強のブランド戦略 長沢 伸也 東洋経済新報社 2007-08 |
ルイヴィトンに関する本はたくさん出ており、
中でも、LVJを創り上げた秦郷次郎氏(元LVJ社長)の『私的ブランド論―ルイ・ヴィトンと出会って』
とLVJの親会社であるLVMHグループの総帥が語る
『ブランド帝国LVMHを創った男 ベルナール・アルノー、語る』
は名著なので是非とも読んで欲しいのですが、
今回取り上げる『ルイ・ヴィトンの法則―最強のブランド戦略』
はルイヴィトンのマーケティング戦略を4P
(製品・価格・流通・販促)とブランドの観点ごとに
分析し、ルイヴィトンという巨大ラグジュアリー
ブランドがいかにして創られたのか、わかりやすく
説明しています。
例えば、1章では製品に関する法則が紹介されてい
るのですが、「噛ませ犬禁止の法則」「これ見よがしの
法則」「山口百恵引退の法則」など、その法則名が
とてもキャッチー。「山口百恵引退の法則」は
商品を廃盤にするときのお話なのですが、
マーク・ジェイコブスよりのモードなデザインのライン
(ヴェルニとか)は、ブランドの陳腐化を防ぐために、
人気や実力もあるうちに惜しまれつつ引退していくそうです。
そしてそのタイミングは売切れ次第閉店するラーメン店の
ように、販売予定数量に達した時ではないか、と著者は
分析しています。
きっと、本書を読み終える頃には、ルイヴィトンの
戦略だけではなく、ブランドビジネスに対する情熱も
見えてくると思いますよ。2006年度単体ブランドの
売り上げが、エルメスの約2.6倍、グッチの約3.0倍と
いうのにはそれなりの理由があるのです。ルイヴィトンの
値上げはよく槍玉にあげられますが、これも
「適正価格の法則」を読めば、ルイヴィトンの顧客に
対する誠実な姿勢に納得するはずです。
「流行に逆らう者もまた流行の奴隷である」
ヨーロッパの諺です。流行の奴隷にだけはなりたく
ないと流行に背を向ける人は、その時点で流行という
ものにこだわりすぎており、逆に流行の虜に
なってしまっている、という意味です。
これと同じことがブランドでも言えると思います。
これ見よがしにブランド品を買い漁るのは感心しませんが、
「ヴィトンなんて下品」「そんな高いのよく買うね」
「モノグラムなんて恥ずかしくて持って歩けない」等と
過剰にアンチの姿勢を取るのも、ブランドの持つ魔力に
踊らされているのです。
日本人はルイヴィトンが大好きですが、
意外と、ルイヴィトンのことを知りません。
ブランド好きの日本人が作り出すイメージに惑わされず、
ルイヴィトンと適切な距離を保つためにも
(自分の審美眼で判断するためにも)、ある程度、
ルイヴィトンについて知っておく必要があるのでは
ないでしょうか。

コメント
コメント一覧 (7件)
理由や戦略無しに売れたりはしない、か
俺の完成がずれてる可能性のほうがでかい気もするが、正直なんであんなに売れるのか疑問なんだよね
グッチのほうがよっぽど良い物出してると思うんだけど
が、買う気にはなれない(笑
ヴィトンは苦手だけどマークジェイコブスは好きな人いますよね。例えば私とか・・・あれ・・・(汗)
ヴィトンのブランド戦略は半端じゃありません。
ぬかりがないんですよ。いろんな意味で。
実はヴィトンのアタッシェを何気に持ってたりします。
私が持ってる唯一のいわゆる「ブランド品」です。
そもそも買った理由が、故落合正勝さんの
ヴィトンのアタッシェについて述べたコラムを読んで、
その後日、突然、「そうだ、アタッシェを買おう!」と
突然無性に欲しくなってどうにも我慢できず、
ヴィトンのショップに駆け込んで(普段は絶対ヴィトンなんて
行かないのですが、この時ばかりはヴィトンに後光が差していましたね)、
カードで買ってしまったというしょうもない話です(笑)
私の典型的な衝動買いパターンがこれです。
>「流行に逆らう者もまた流行の奴隷である」
言われてドキっとしましたね.
敵と戦うためには,やはり敵をよく知っておかないと・・・
>taskさんへ
商品、サービス、マーケ、人材。
理由は総合的なものでしょうね^^
>武欄堂さんへ
でも、マックイーンを引っこ抜かれましたけどね(笑)
>エンリケさんへ
いいポプラの木を使っているんでしたっけ?
僕は財布がヴィトンです^^:黒の無地ですけど。
モノはいいです。
>yossyさんへ
リテラシーは大切ですよね^^
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なるほど・・( ー`дー´)キリッ