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書評『ブランドの達人[改訂版] 』

ブランドの達人[改訂版] ブランドの達人[改訂版]
ブランドデータバンク

ソフトバンククリエイティブ 2008-03-19
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 本書『ブランドの達人[改訂版]』は、インターネットを通じて約3万人に
アンケート調査をしたという、ちょっとしたブランド
データベースです。「ユニクロな人」「NTTドコモな人」
「AneCanな人」「LEONな人」「コブクロな人」
「ONE PIECEな人」「mixiな人」「スターバックスな人」
「ビームスな人」「ソニーな人」など、計49パターンに
グルーピングした、「◯◯な人」の生態図鑑になっています。
平成男子図鑑』のブランドバージョンでしょうか。




 読み方としては、気になる「○○な人」のページから、
そのブランドを好む人の嗜好や価値観を見て楽しめばいいと思います。



「コブクロな女性はMOREやwithを読んでるんだ。
ファッションより恋愛が好きなのかな?」


「PSPな男性はバーバリーブラックレーベルが好きで
小物はグッチなんだ。モダンな感じのデザインが好きなのかな?」


「スターバックスな人はタリーズにもよく行くのに、
タリーズな人はスターバックスにほとんど行かないんだ」


「ユナイテッドアローズな男性が読む雑誌はBeginなんだ。
意外と理屈っぽいうんちく系なのかな?」


こんな感じで、まだ付き合いの浅い恋人や合コン相手の
価値観を把握するのに使えます。エモーショナル・
マトリックスという分布図もついているので、
ブランドのポジショニングを見れば、価値観は一目瞭然です。
特に女性誌と男性誌のポジショニングマップは必見。


 他には、ブランド好きが自分の認識とのズレを楽しむ
本でもあります。


「VOGUEとSPURではなく、VOGUEとGLAMOROUSが同じクラスタリング
とは意外」


「mixiな女性が読むファッション誌が装苑とFUDGEって尖りすぎでは?
しかも、好むブランドがローリーズファームとオリーブデオリーブ
ってどういうこと!?」


「ビームスな男性が読む雑誌は、smartとCasa BRUTUSだって?
ビームスと蜜月の関係を築いてきたPOPEYEやMEN’S EXではなく?」



と思わず突っ込みたくなる点が多々あります。自分の
認識と本書で提示されているデータのどちらが正しいのかは
わかりませんが、一応、3万人のアンケートから導き出された
客観的なデータなので、これも1つのデータとして頭に
入れておくといいかもしれません。




 本書は3年前に出た
第一版
の改訂版なのですが、ファッションの項目を、服、セレクトショップ、
ファッション誌と分けないで、「伊勢丹な人(百貨店な人)」
「丸井な人(ファッションビルな人)」「ユニクロな人(ファストファッションな人)」
「コムデギャルソンな人(路面店な人)」「ビームスな人(セレクトショップな人)」
という感じで、「ショップ」という単位で分析して欲しかったのが
残念な点です。それでも、「ユナイテッドアローズな人」VS
「ビームスな人」や「ユニクロな人」VS「ギャップな人」等の
ライバル対決として読むと面白いですし、巻末に掲載されている95ブランドに関する支持率ランキングも興味深いですよ。
服、バッグ、靴・スニーカー、雑誌、ファッションビルといったファッションに関する
ブランドだけではなく、コンビニ、住みたい街、
国内旅行先、ウェブサイト、携帯サイト、レストラン、ホテル、
家電メーカー、銀行、テレビ番組、デジタルカメラなどなど、
さまざまな項目が載っているので、このランキングを眺める
だけでも楽しめる一冊です。





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