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男のお洒落99―基本の服装術 (文春文庫 い 72-1) 出石 尚三 文藝春秋 2008-06-10 |
本書『男のお洒落99―基本の服装術』は、
スーツの着こなしがわからない新入社員やオフスタイルの
ファッションにとまどう、団塊世代向けて書かれた本です。
著者は『完本ブルー・ジーンズ』
『男はなぜネクタイを結ぶのか』
『ロレックスの秘密』など、
数多くのうんちく本を出している出石尚三氏。おしゃれの
ちょっとしたコツやうんちくを交え、1テーマ800字程度の
お洒落指南が99本、章末のコラム6本の計105本が掲載されています。
第1章 スーツは男の戦闘服
第2章 シャツ&ネクタイで差をつけろ
第3章 小物にこだわり、センスを磨く
第4章 上着、コートの上級テクニック
第5章 大人のカジュアルをマスターする
第6章 男のお洒落、着こなしの極意
うんちくに定評のある出石氏ですが、字数が1テーマ
800字程度なので、あまり深く掘り下げて書けなかったようです。
例えば、「品質の良いスーツを上手に選ぶには」について、
出石氏は「生地の良し悪し、品質表示、縫代、縫目をチェックする」
とポイントを挙げ、生地の良し悪しは混紡よりウール100%の方が良い、
生地はしなやかに感じるのが上質、縫目は緻密なほど良い、
と説明しています。裏地がポリエステルではなくキュプラ、
上衿の表地の返し、本切羽仕様、お台場仕様、肩のライン、ラペルの立体感などなど、
見るべき点は他にも多々あるのですが、見事に省略されています。
「美しい紐の結び方」の靴紐にいたっては、シングルとパラレルの説明さえなくて
唖然としたのですが、落合氏の著作のように細かい説教を受けた
気分になるくらいなら、これくらい、あっさりしている方が、
初心者には良いのかもしれません。本書で服に興味を持てば、
他の著作も読めばいいだけですし。
内容的には、そうですね、同じ文庫だと、落合氏の『
男の装い 基本編
入門書という位置づけでしょうか。スーツ読本としてはちょっと
物足りません。ただ、本書はカジュアル編が面白いんですよ。
「新しい帽子は一晩抱いて寝てから着用する」
「カーディガンを新しく買ったら、パジャマの上からは羽織ってみる」
「サスペンダーはシャツと色を揃える」など、ユニークなことが
書いてあるので、これらの理由が知りたい人は、本書でご確認ください。
ちょうど、落合氏の『男の装い 基本編
この2冊を読み比べるといいのではないでしょうか。どちらも文庫なのでお値段は500円くらいです。ファッション誌くらいの値段ですが、同じくらいの値段なら、こちらの方がおしゃれの特効薬となりそうです。

コメント
コメント一覧 (3件)
この人、銃刀法違反容疑で現行犯逮捕された人ですね。
この人、銃刀法違反容疑で現行犯逮捕されましたよね。最近、執筆されているんでしょうか。
間男に切りかかろうとした哀れな夫。