The SatorialistやFace Hunterなど海外のファッションブログが書籍化されておりますが、
9月にシトウレイさんの『STLYE from TOKYO』、11月にお洒落ビト目撃ブログの『おしゃれ女子
コレクション』と日本のファッションブログもついに書籍化。どちらもたくさんのおしゃれ好きが一冊の本に収録されているという共通点があります。
持論ですが、おしゃれ好きを突き詰めると「俺(私)がファッションだ!」と自分の世界観を世に示す自己表現型、「ファッションは自己満足」と自分の世界観を自分の中でとことん追い求める自己完結型に分けることができます。加えるなら、モデルやブランドの世界観に自分を重ねる依存型やファッションの
システムはくだらないとメタ視点になる解脱型もあるのですが、
ファッション好きが行きつく先はだいたい自己表現型(自己顕示型とも言う)と自己完結型のどちらかではないでしょうか。
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STYLE from TOKYO シトウレイ ディスカヴァー・トゥエンティワン 2011-09-16 |
シトウレイさんの『STLYE from TOKYO』は題名からもわかるように、
これが東京のスタイルだ!原宿のファッションだ!というスタンス。
登場する被写体は美容師、スタイリスト、デザイナー、それらを目指す学生が中心で、
その多くが「俺(私)がファッションだ!」の自己表現型です。
皆さん確固たる自分の世界観(アイデンティティ)を持っているのが
写真からビシバシ伝わってきて、そのパワーに圧倒されました。
他のスナップ系ブログに見られない『STLYE from TOKYO』の良さは
写真一点一点に添えられたコメントです。これを読むことで
彼彼女たちのライフスタイル(バックボーン)まで薄ら見えてきます。
ファッションとはライフスタイルまで含むものなので、
このコメントが被写体の世界観を補足する重要な役割を担っているのです。
私はファッション誌やランウェイというお手本をモノサシに、
コーディネートの良し悪しを判断してしまうのですが、
そういう見方でスナップを見るのはつまらない、意味がない、
面白くないと考えさせられました。服装の良し悪しだけではなく、
ライフスタイルをも含んだファッションとしてスナップを見る。
そういう視点の大切さを教えられたような気がします。
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おしゃれ女子コレクション ashimai 大和出版 2011-11-16 |
こちらは「お洒落ビト目撃ブログ」で人気のイラストレーターが
日常で出会ったおしゃれ女子をイラストで紹介するという内容。
106人(点)のうち16点がブログからの掲載で他は全て書下ろしだそうです。
著者のashimaiさんはおそらく自己完結型。オシャレな人の
世界観や着こなしを自分の中に次々と加えていき、
とことんお洒落を楽しんでいるのが読んでいてよくわかります。
「俺(私)がファッションだ!」という圧迫感がなく、
抜け感のあるコメントからもほっこりした気持ちになります。
ashimaiさんは世界観という見方ではなく、服装をディテールから
切り取っているのが本書の良い点で、「ashimai’s point」の解説でそれが発揮されます。
どこが良いのかを「かわいい」という言葉以外で説明するのは結構難しく、
それが可能なのはかなりの知識と観察眼があってのものでしょう。
その観察眼たるやすれ違ったお洒落ビトの全身コーディネイトを
瞬時に記憶できるほど。私なんてすれ違ったお洒落ビトのアイテム単品を
記憶するのが精一杯です。
私は女性のファッションの良し悪しは正直よくわかりません。
私は男性なのでどうしても性的な視点を含んでしまうので、
好きか嫌いかでしか答えようがないんですよね。
そんな私みたいなどうしようもない男性は本書の
「ashimai’s point」を読むと褒めるべきポイントが
なんとなくわかってきます。女性のオシャレポイントを
共に勉強しましょう!(笑)


コメント
コメント一覧 (2件)
スナップですか・・・
主流なんでしょうけど、個人的にはあんまり好きじゃないですね。
スタイリストが入って、画一的になる以前の映画スターをお手本にしてます。
映画は世界観から全て造りこまれているんで、端役の人の衣装まで参考になるんですよね。
>スネークさんへ
お久しぶりです。
確かにスナップよりも往年のスターの方が立ち振る舞いも含め完成度が高いですもんね~。