昨年からスナップ本が量産されており今年もその勢いは止まりません。
メンズだけですでに5冊以上出ており毎月のように新しいスナップ本が
本屋に並んでおります。まずはその中から4冊ご紹介。
![]() |
MEN’S Precious SNAP (メンズ・プレシャス スナップ) 2012年 04月号 [雑誌] 小学館 2012-02-24 |
イタリアのオシャレなおじさまたちのスナップ本です。
一般人が読んだらSnap LEONと何が違うの?と感じるかと思いますが、
比べて読むとメンプレの方がエレガントさに重点を置いた上品な
着こなしが多いことに気付きます。
![]() |
CITY SNAP!(シティ・スナップ) Vol.1 (NEKO MOOK 1759) ネコ・パブリッシング 2012-03-06 |
LA、NY、SF、LONDON、BERLIN、TAIPEI、TOKYOの7都市のストリートスナップ。
テイストは「大人のストリート」。ヒップホップではなくスケーターや
サイクリングファッションがメイン。アダムキメルやウミットベナンが
好きな方は楽しめそう。
![]() |
MEN’S MODEL SNAP! (DIA COLLECTION) ダイアプレス 2012-03-09 |
ランウェイを歩くトップモデルの私服をおさめたスナップ本。
ストリートスナップは良くも悪くも等身大が人気だと思うのですが、
こうも頭身が違うとあまり着こなしの参考にならないという・・・(汗)
2012A/Wのコレクション速報もおまけ程度に載っているので、
ハイファッションを好むモード系向けでしょうか。
![]() |
Star’s Best DENIM (グライドメディア65) グライドメディア 2012-03-23 |
Men’s in CELEB style、アスリート・Safari、MEN’S CELEB SNAP! 、
MEN’S SELEB FASHION、Star’s Best DENIMなどセレブのスナップ本は多いです。
内容はほとんどどれも同じ。顔とスタイルの良さ(肉体美)を際立たせる格好がメインで、
ジーパンの着こなしが肝になっております。
このペースで行くと2012年はスナップ本が過去最高に出版される年になりますけど、
なぜ今スナップ本がこんなに出ているのか。その流れを2005年から
簡単に振り返ってみたいと思います。
■スナップ本ラッシュまでの流れを簡単に振り返る
今は当たり前のように老若男女問わず皆さんスナップを見ておりますが、
かつてのスナップはsmart、tune、ネットだとスタイルアリーナで
原宿の個性的なファッションの人たちを眺めるという程度で、
若者には一定の人気があったのですが、おじさまたちは見向きもしないものでした。
それを変えたのがファッションブログThe Sartorialist。
ファッションスナップがネットで盛んになったのは2005~2006年頃で
(
「世界のファッションスナップ」とElasticでもまとめている)、
スコット・シューマンがブログを始めたのも2005年です。
The Sartorialistがブレイクしたのは2007年。米国『TIME』のスタイル&デザイン100に入選し、
ファッションのテレビ番組に取り上げられたりSTYLE.COMと提携し話題になりました。
その後も奇抜さや斬新さではなく、洗練された大人のリアルクローズをストリートから
切り取るスコット・シューマンのスナップは大人の男性たちを魅了していきます。
その活躍は皆さんも知るところでしょう。
スコット・シューマンの成功の影響か、2007年以降、国内・国外問わずスナップ
サイトやブロガーが激増します(FNや東京カワイイTVでもストスナ特集が組まれる)。
雑誌でもスナップは定番コンテンツとなっていき、そしてついには一冊のムックに
まとめられるまでになりました。その草分け的存在がSnap LEONです。
Snap LEONが出るまでスナップ系のムックは若者の古着系が大半でした。
現在Snap LEONはNo.6まで出ておりますが、ピッティを歩くオシャレなイタオヤ達を撮影し、
その着こなしテクニックを解説するという内容でNo.1からずっと変わりません。
No.1は2009年に出版されプレ値がつくほど(No.3くらいまでプレ値がついていた記憶)で、
号を重ねてもクオリティーと人気を維持しておりました。この在Snap LEONの成功で
大人向けの男性ファッション誌でもスナップが人気コンテンツとしてよく使われる
ようになるのです。
そして2011年頃からニック・ウースターというスナップ界のアイコン的存在を
目にする機会が増え(主観ですが雑誌やネットで露出が増えたと思います)、
日本だけではなく世界的にもスナップブームが巻き起こっているように感じております。
日本に目を向けると、MEN’S EX、SAFARI、2nd、men’s FUDGE、Men’s JOKER、GO OUT等から
スナップ本が出ましたよね(大人向けが多いのが特徴)。日本のファッション
スナップの第一人者シトウレイさんのブログSTYLE from TOKYOが
一冊の本になったのもこの年です。
若者寄りの視点で見ると、2005~2011年の間に、chokichokiの隆盛、
読モの台頭(ファッションリーダーが芸能人からミヂカリスマヘ)、
ガイアが俺にもっと輝けと囁いている(スナップにキャッチコピー)などいろいろありましたけど、
こうして簡潔にまとめてみると、2004~2005年にかけてブログブームが起き
ファッションスナップがネット上に増える、2007年にThe Sartorialistがブレイクし
スナップブームが起きる、2009年には大人向けの雑誌でもスナップが定着し
Snap LEONというムックまで登場する、20011年に世界的なスナップ有名人として
ニック・ウースターが台頭する、と2年ごとに大きな動きがあるのがわかります。
このスナップ本ラッシュ。今年がスナップブームのピークということでたくさん出ているのか。
それとも第2次スナップブームの前触れでまだまだ盛り上がるということなのか。
判断が難しいですけど皆さんはどう思いますか?
![MEN'S Precious SNAP (メンズ・プレシャス スナップ) 2012年 04月号 [雑誌]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/51BMkaMAXNL._SL160_.jpg)



コメント
コメント一覧 (1件)
流行をつくれなくなってきてるために、読者に感性を委ねたってことなんですかね