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モテブランド予想2010S/S

 当たるも八卦当たらぬも八卦。今回は毎期恒例のモテブランド予想です。もはや、無理やりモテに関連付けて、トレンド的に私が気になるブランドを挙げるというコーナーになっていますが、一応、知名度、トレンド、着こなしやすさの3点からモテブランドを選んでいるつもり。
セレクトショップオリジナルや鉄板ブランドだけ挙げても面白くないので、モード、ドメブラ、ファストファッション、その他、と、バラエティに富んだラインナップになるよう、バランスを心がけております。
それではいつも通り競馬風に予想してみましたので、参考程度にどうぞ。





















枠番予想ブランド名お値段              寸評
1ARC’ TERYXキミジーが古着ムックや雑誌で猛プッシュ
2 アバクロンビー&フィッチ強気に本気!な本国の1.4~2倍の価格帯
3アレキサンダーワン素敵に無敵!な若手注目のデザイナー筆頭格
4エドウィン元気に勇気!を与えてくれる梅つばモデル
5 H&M大阪にやってくる!ヤァヤァヤァ!
6 kolorインスピレーションは日常の断片の集積 by POPEYE
7 SacaiモンクレールSがベールを脱ぐ
8ザ・ノースフェイスレインウェアにトレンドの兆し。レインテッークス!カムヒィア!
9 ドリスヴァンノッテン冴えわたる柄物
10 ディッキーズおまえは今までコラボされたチノパンの本数を覚えているのか?
11 バルマンオム装飾男子から熱い視線
12 visvim靴だけではなくウェアも注目
13 フェノメノンBig-O、ショータイム!Big-O、アクション!
14ホワイトマウンテニアリングプレス支持率No.1 by MEN’S NON-NO
15 ミハラヤスヒロ今期のテーマは星の王子様
16ユニクロ武功は1日で捨て去り、今期も続く無双劇
17 ランバン華麗なる小技のデパート。チョビひげ、サンバイザー、スカーフ、レジメンなど光る着こなし
18×リネン2010S/Sから本格的にレディースもスタート



※印の意味


◎…本命の意味の印。最もモテる可能性が高い。

○…対抗の意味の印。2番手。

▲…3番手の意味の印。本命を負かしうる力を持つと思われる。

△…4番手、穴の意味の印。展開によっては勝つ可能性アリ。

×…注意の意味の印。大穴の意。本命に勝つ事はあまり期待できない。


※値段の目安


安…バリューを感じるプライス

並…あくまでファッション好きにとっての普通

高…ファッション好きでも高いと感じるレベル

鬼…買うのに「確固たる覚悟」か「かなりの勢い」が必要なレベル


 昨年は高級ブランドが次々と倒れていった一方で、ファストファッションが流行語大賞のトップ10に選ばれるなど、両者の明暗を分けた1年でした。今年も当然その流れにありますので、「いかにも高級ブランドです」みたいな、頑張ってる感溢れるアイテムを身につけるのは、モテに逆効果です。婚活&肉食ブームで彼女たちの嗅覚は極限まで高まっております。無理してハイブランドを身につけているのか、そうでないのかは、本能で察知しますので、無理はしない方が賢明でしょう。


 残念ながら、スタイリングの総額をいかに安く抑えるか。それがオシャレの基準の1つになっている昨今なので、ハイブランドを用いて「ファッショナブル」になるよりも、バリュー服を用いた「オシャレ」を目指した方が得策です。そうなると、当然、ファストファッションが鉄板なのですが、それだけだと一般人と差をつけることが難しいので、
そのファストファッションとMixする相手探しが今期のポイントになってくるはずです。それでは、もう少し細かく、トレンドに言及しながら、モテブランド予想の解説に入っていきたいと思います。





■バリューブランドはマスト



 「ファストファッションは2010年も流行ると思いますか?」と、昨年末、Elasticでアンケートをとったところ、「まだまだ上昇気配を感じる(引き続きトレンドの中心)190票 (19%)」、「定番化しそう(トレンドの中心→定番)661票 (68%)」、「そろそろ下降気配を感じる(飽きられてきたのでは)92票 (9%)」、「新たなトレンドが台頭する(流れが大きく変わる)26票 (3%)」、「その他(具体的にお願いします)10票 (1%)」という結果になり、今期もファストファッションは堅そうです。では、その中からどのブランドを選べばいいのか。Elasticでは、ユニクロ、H&M、アバクロンビー&フィッチを推したいと思います。


 まずは本命のユニクロから。「もうやめて!私のライフポイントはもうゼロよ!」状態のブランドが多い中、成功を一日で捨て去り、追撃の手を緩めない柳井社長。慢心はありません。+Jで勢いが加速した感じもあり、文句なしの本命です。「ユニクロを制する
者はモテを制する」といっても過言ではないかもしれません。


 H&Mも引き続き人気で3月6日にいよいよ大阪店がオープン。
ますます市民権を拡大させていきそう。


 アバクロはファストファッション枠では値段が高めですが、
今期、レディースでサファリ&ミリタリーにトレンドの兆しが見えるので、その分野が得意のアバクロは、はまれば面白いブランドです。今期なら話題性も十分です。



 ファストファッション以外のバリュー服だと、T by Alexander Wang、エドウィン、ディッキーズは押さえておきたいところ。


 T by Alexander Wangはモード好きならマスト。値段が優しいのはもちろん、レディースでも大人気のブランドなので、完売する前に、早めの購入をオススメします。おそらく、ファショニスタの女性にバカ受けでしょう。


 ギャル系狙いはエドウィンの「梅つばモデル」で。益若つばさ&梅田直樹夫妻がプロデュースするラインですが、この両者はギャル・ギャル男文化に与える影響力が強く、特に益若つばささんの方は「つばさ売れ」という言葉があるくらいです。しまらーを激増させたのも彼女なので、そのセンスが配されたアイテムを一度身にまとってみては。思わぬ効果があるかもしれませんよ。エドウィンは他にもキティーちゃん(ギャルが好きなキャラクター1位)、
土屋アンナさん(ベストドレッサー賞2009年度受賞)、マーガレットハウエル(MHLの旗艦店がオープン)、オニツカタイガー(クリエイティブ・ディレクターに岩谷俊和氏起用)などなど、
見逃せないコラボ相手が多いので要注意。


 ディッキーズは「人気再燃→鉄板化→そして伝説へ」という
道を歩みつつあるブランド。とにかく、コラボが多く、ファッション好きでもその全ては追い切れないくらいあります。被るのが嫌な方は、ベンデイビスやレッドキャップという選択肢もありでしょう。ポストディッキーズとして参考までに。



■アウトドアファッションとレインウェア



 いくらファストファッションが流行るとはいえ、シンプル
一辺倒ではつまらないので、今期もデザインと付加価値を備えた
アウトドア・スポーツ・ワークがくるのだろうなと予想しています。注目は引き続きアウトドア。機能的、実用的、ユニセックスと、シンプル族と共存できそうなキーワードが並び、付加価値(値段以上のバリュー感)は派手な色目やギミックでわかりやすくアピールできるので、それがシンプル族の目にも留まるはず。


 本格的なアウトドアブランドで注目なのはアークテリクス。
元々人気のブランドですが、サロン系出身の人気モデル「キミジー」こと君嶋麻耶さんが、雑誌やムックでアークテリクスの黒のマウンテンパーカを大プッシュ。「キミジー現象」なるものを男女問わず起こす、人気の君嶋麻耶さんなので、アークテリクスはカジュアル系の女性を狙うのに使えそう。ファッション感度の高い女性にはティラックの方がウケるかもしれませんが、そこまで行くとやや尖りすぎかなと。どちらもモダンなデザインですが。



 国内のブランドに目を向けると、ホワイトマウンテニアリングは、ファッション性の高いアウトドアウェアとして、真っ先に、
押さえておきたいブランド。ギャルソン出身のデザイナーということで注目度が高く、カラーをブラック一色にした新ライン「BLK」も話題になっています。各ファッション誌も推しており、今期の主役を担うブランドと言えるでしょう。他に、ジェネラルリサーチから誕生したマウンテンリサーチ、ぱっと目を引くデザインとギミックが光るイズネス、コストパフォーマンスが高い本格派のモンベルなども度外視できません。


 しかし。上記で挙げた数々のブランドを超える、モテの逸材だと私が思っているのがノースフェイス(特にパープルレーベル)です。昨年の秋冬くらいから、急激に、街でここのマウンテンパーカやリュックを着用している人を見るようになりました。
値段も良心的なのが嬉しいですね。それに加え。今期はレインウェアがくるかもしれません。コレクションでも散見されましたし、昨年、アウトドアブームから、レディースでレインウェアに火がついたのを皆さんも覚えていると思います。もし、今年、メンズのレインウェアが来るとしたら。ノースフェイスのレインウェアの名作、レインテックスが注目を集めるのではないでしょうか。マウンテンパーカ感覚で着ることもできるので、ノースフェイスを対抗に持ってきました。



 レインウェアは、昨年もセンズアンブレラが話題になりましたし、Begin2月号で、早くも、シュディーのラバーブーツがレイングッズとして紹介されています。ラバーシューズは、クロックスや
ヘンリーヘンリーのヒットで慣れた男性も多そうなので、
ラバーのレインブーツが流行っても不思議ではなく、
その場合、ハンターやエーグルなども面白そうです。



■森系ファッションと民族系



 上記で述べた、アウトドアファッションと相性がいいのが
森系ファッションです。自然回帰、エコ、オーガニック、そのあたりのキーワードを盛り込んだファッションですね。昨年、「森ガール」なるスタイルが猛威を振るいましたが、メンズにもその「“森”感」が飛び火してもおかしくはありません。今期は、森感溢れる「森ボーイ」の誕生となるでしょうか?(笑)



 「オシャレは足元から」。ならば。森感も足元からです。
ちょうどぴったりの靴ブランドがあるんですよ。その名も「FOREST」。まさに森です(笑)ナチュラルでほっこりした温かみのあるデザインは、森ガールのハートを捉えること間違いなし!ただ、ちょっとマニアックすぎますし、他のテイストと合わせにくいので、靴ではなく森感溢れるウェアブランドから選びたいと思います。無印良品、LOLO、ヤエカ、リネン、クラシカ、ブルーナボイン(特にアクセサリー)などなど、ナチュラル系や森系のブランドは結構ありますが、あえて、1つ挙げるとしたら。リネンを推したいと思います。


 リネンは「シンプルで懐かしい服」をテーマに作っているブランドで、洗いざらしの服がなんとも言えない優しさに満ち溢れております。デジタル臭のする今の服とは対極で、普段から森っぽい服を見ている女性なら気づきます。目が肥えている女性ならわかります。「それどこの?」と言われるはずです。今までだったら、
「RINEN?ふ~ん」で終わったかもしれませんが、2010S/Sから
レディースもスタートしたので、一緒に買いに行けるのも魅力だと思います。まだ、ほとんどの女性が知らないはずなので、その知名度の低さを利用したアプローチをしてみては。無印好きならまずはまるでしょう。値段も良心的ですし。


 ちなみに。「森ガール」の方は拡大トレンドとなり(ギャルや
30代のナチュラル系女性にまで飛び火)、早くもそのアイデンティティが消費され始めております。Zipper2月号でも、「盛森、80’s Mix、モードMixといった、今までにない「進化系森ガール」が
派生しているという大スクープを入手!」と特集を組んでおり、
盛森(モリモリ)って筋肉かよ!と突っ込みたくなりましたが、
そこは問題ではなく、レイヤード、ボリューミーなボトムス、
オリエンタルストール、なんかもキーワードに挙がっているのですね。なんか見覚えがあるキーワードだと思いませんか?
そうです。ユルカジです。森ガールから「ユルカジ的な何か」に
移行しつつあるのです。そして、ユルカジあるところに、
民族系ファッションありです。2003年のユルカジブームの時も
サルエルパンツが流行りましたよね。


 そういう視点で見ると、メンズにもサルエルパンツがファッション誌にちょくちょく載っていることに気づき、今期のトレンド「アフリカ&中東」が気になり出すと思います。ユルカジが「森ボーイ」として来るのか。「民族系」としてくるのか。判断が難しいのですが、民族系が流行るなら。ドリスヴァンノッテンの柄物は外せませんし、中東フレーバーと巧みなレイヤードで高評価を得た、
ミハラヤスヒロも捨てがたい選択肢です。とりあえず、森でも民族系でも対応できそうな、緩くてナチュラルでアーシーなアイテムを揃えておくと、困ることがないのではないでしょうか。



■ストリート系復活なるか?



 最後に。今期来るかはまだわかりませんが、エレクトロブームに乗って、徐々に表面に上ってきていると感じるのが、裏原的な匂いをまとったストリートブランドです。


 昨年、藤原ヒロシ氏は本を2冊出し、ネイバーフッドは
新ライン「LUKER BY NEIGHBORHOOD」を立ち上げ、visvimのデザイナー、中村ヒロキ氏はモンクレールVのデザイナーに抜擢され、
ソフネットは、MEN’S NON-NO2月号の表紙でモンキー・D・ルフィが
マウンテンパーカーを羽織り話題となるなど、結構、動きがありました。アメカジがこれだけ流行れば、そのアメカジと相性の良いストリート系の人気が再燃しても何の不思議もありません。


 とりあえず、今のところ押さえておきたいのが、visvimと
フェノメノンの2ブランド。どちらもストリート系だけではなく、
モード系の雑誌にも掲載されているブランドです。



 visvimは裏原のDNAを受け継ぐブランドで、ソールの張り替えが
できるスニーカー(グッドイヤー製法)が海外でも高く評価されました。最近は、モンクレールVのデザイナーに抜擢されるなど、
ウェアでも注目を集めております。ファッション誌でも
よく取りあげられるので、真っ先に押さえておきたいブランドです。



 フェノメノンはヒップホップグループシャカゾンビのBIG-Oこと、オオスミ氏が牽引しているブランドです。スワッガーの別ラインだけに、恵比寿系(大人の不良・ロック)の流れを汲むブランドで、ヒップホップというスタンスの影響か、いろんな要素をMIXする手法がよく見られ、その斬新(≒奇抜)なアイテムがファッション誌で取り上げられることも多々あります。オオスミ氏もファッション誌によく登場しますし、その存在感は圧倒的と言えるでしょう。一度見たら、服もご本人も忘れないと思います。今期からナノユニバースでも取り扱うようなので、一気に全国区となるか!?



■おわりに



 今期のキーワードを挙げつつモテブランドを予想してみましたが、いかがだったでしょうか。今期は、とにかく、ファストファッションの相手探し。これにつきます。あえて、ファストファッションと距離を取るのも手です。とにかく、お金の匂いを感じさせないのがポイント。画一的なファストファッション一辺倒だと、素材(顔・スタイル)が強調されます。イケメンには到底敵いませんので、同じ土俵で勝負をするのは避け、別方向からアプローチを
するのがいいと思います。アウトドア、森感、ナチュラル、
民族、ストリート。手段はいろいろあります。相手の女性をよく見て、上手いこと使い分けてみてください。それでは、このモテブランド予想が参考になれば幸いです。





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