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ファッションの意図を読む (GAIA BOOKS) フィオーナ・フォルクス 山崎恵理子 産調出版 2011-09-22 |
本書は、過去200年の主なファッショントレンドをもとに現代のスタイルとの
関係を解き明かすヴィジュアルガイド。ネオクラシックからゴシック、
エンパイア、パンク、ミリタリー、そしてデザイナーブランドまで、
個々のスタイルの特徴を解説するとともに、技法や素材に関する
テクニカルな面も網羅しています。その上でフォーマル、カジュアル、
レジャーウェア、さらにアクセサリー、ジュエリー、ヘアスタイル、
メイクアップまで、それぞれのスタイルが男性と女性のファッションにどう
応用されてきたのかを見ていきます。
本書の説明は引用分が全て。これ以上特に言うことはないのですが、
最近のコレクション、主に00年代の画像を使いながら解説しており、
その元ネタとなった昔の写真や資料も多数登場します。
ランウェイを楽しむ(デザイナーの意図を感じたい)なら
これくらいの知識が必要ですよというレベルの話がコンパクトに
まとめられております。
とは言いましても、よほどファッションが好きでない
限りこんなのいちいち覚えてませんからね(笑)
植物ポケット図鑑や昆虫ポケット図鑑のように手元に
置いておき随時確認するのに使えば良いかと思います。
読み物としては浅く守備範囲も狭め。写真が中心なので
雑誌感覚でぱーっと目を通す本です。
一応「過去200年の主なファッショントレンド」とありますが、
ギャルソン・ヨウジの黒の衝撃、マルジェラのポペリズム、
トムブラウンのアメトラなど思想やモードの話は出てこず、
あくまでアイテムやディテールの元ネタは○○で△△という背景が
あった、というようなスタンスです。○○年代の説明とかもありません。
わかりやすく言えば博物館や美術館のノリでしょうか。
絵画や彫刻の横にある説明文を読んでいるような感じです。
興味のある方はお値段が1,800円と結構するので、
本屋で内容を確認してから購入することをオススメします。

コメント
コメント一覧 (2件)
こんにちは。
分析力のある文章が好きで、ちょくちょく覗かせてもらってます。
先日たまたま、この本を見かけました。
題名の割りに、内容薄いなぁ・・・、と思ってやめちゃいました。うんちく好きには、ちょっとさらっとしすぎて物足りなかったです。
>acornさんへ
もう少しボリュームが欲しいですよね~。