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女性誌の「モテ」とは「萌え」のことである

 女性ファッション誌で「モテ」を強く意識していると思う
代表的雑誌は、nonnoとCanCam(Ray)。
前者はモテ系のコラム、後者はモテ系のファッションが得意ですよね。
結論から言えば、これらの雑誌が提案している「モテ」とは「萌え」なんですよ。
「萌え」とは女の子の何かに対する「かわいらしくてうれしい」感情。
「モテ」とは 人気があって、ちやほやされる状態。
これだけでなんとなく似ているような気がしてきません?
今回はこの「モテ」と「萌え」について、もう少し詳しくつっこんでいきます。


まずはモテ系コラムが得意なnonnoからみていきましょうか。





■モテる仕草とは萌える仕草である


 最新号に「みんなのキス丸秘レポート」なる特集があるのですが、
それによると、男性がキスしたいと思う女性の仕草(状態)は以下のとおり。


1位 機嫌が悪そうな顔


→ツンデレ(機嫌が悪くツンツン→キスされてデレデレ)


2位 体育座り


→ギャルゲーに頻出のシーン


3位 無防備な笑顔


→いわゆる妹系


 全部萌え系なんですよね(笑)
唇を舐めるとか艶っぽく頬を撫でられるとか、
そういうセクシー系は一切ランクインしていません。
そのうち、「男性をその気にさせる小悪魔テクニック」と題し、
機嫌が悪そうな顔や体育座りはモテる仕草だ!
という感じで取り上げられそうな気がします。
それらを忠実に守られても、
それは「モテ」というより「萌え」だよなぁ~と思うわけです。
確かに男性にはモテるかもしれませんけど。



■「ピンク、白、ふわふわ、キラキラ。」これらって・・・


 次はファッションのお話を。
CanCam(Ray)などのいわゆるモテ系ファッションの特徴は、
「ピンク、白、ふわふわ、キラキラ。」といった感じでしょうか。
子供ではなく大人がこのファッションをするわけです。
この手のファッションが大人の女性に支持されているのは日本くらいです。
外国ではセクシー路線の服がモテ系の定番です。
でもなぜか日本はセクシーではなく可愛らしい路線なんですよ。
「ピンク、白、ふわふわ、キラキラ。」。
これらの要素から、女性は、あぁ、エビちゃん系(CanCam系)の
ファッションかと思うことでしょう。
一方で、これらの要素はカードキャプターさくら(萌えの代表選手)のファッションを、
もっとも的確に表現していたりもするんですよね(笑)
というわけで、男性にとって「ピンク、白、ふわふわ、キラキラ。」は
典型的な「萌え」の要素だったりします。



■「モテ」と「萌え」は切り離せない


 上記の例からわかってもらえたと思いますが、
女性誌が提案している「モテ」とは、男性にとっては「萌え」だったりします。
女性にとっての「かわいい」が、男性にとっての「萌え」なのです。
以前、WEBダ・ヴィンチでさとう珠緒さんが、
「萌え~ですって?もう一回、言わせてください。キモイ!」
という強烈な発言をしていましたが、
「萌え」と「かわいい」の概念は似たようなものなので、
「かわいい」ものや服が大好きな女性も非難したことになります。
根本的に「かわいい(モテ)」というのを否定しているのも、
さとう珠緒さんが女性に嫌われている原因の一つなのかもしれません。
ところで、全ての女性誌が萌え的アピールばかりを提案しているかというと、
そういうわけではありませんよ。
モテという言葉をあまり使わないギャル・セレブ系の雑誌は、
服装も恋愛もセクシー路線のアピールが多いのです。
ギャル・セレブ系も含め、いろいろと女性誌を読み比べてみると、
モテが頻出する雑誌の方が萌え的アプローチが多く登場しています。
やっぱり「モテ」と「萌え」というのは切り離せないみたいです。



■「モテ系ファッション」と「萌え」は、ほぼ同時期に誕生していた


 最後に、日本の男性にオタクが多いから
萌えというアプローチを女性誌が提案するようになったのか、
日本の女性が萌え的なアプローチをするので、
そういうのに萌える男性が増えたのか。
どっちが先なんでしょうね?
調べてみると、萌えという言葉は1990年頃から登場し、
モテ系ファッション(プリティコンサバティブ)は、
1993年頃登場したようです。なんと同じような時期に誕生しています。
男性に広まったのが「萌え」で、女性(誌)に広まったのが「モテ(かわいい)」。
この二つは表裏一体で、実は同じ概念ではないでしょうか。




■追記



「萌え」という概念は確かに相手に対する好意や愛着のような感情を示すもの
ではあるけれど、そもそも主に架空の存在に対して使用される言葉であり、
それを無視してあまつさえ「キスしたい」という現実における
(性的な)感情と十把一絡にして検証を進めた場合、
「性欲や性愛ですら萌えである」という事になりかねない。
要するに「萌えとは何か」なんていう極めて抽象的な問いに
主観的な結論を出した上で、それを前提として
「萌えとモテは同一であるなぞと帰結できるもんじゃあない。


 というご指摘をいただきました。
おっしゃることはごもっともだと思います。
「萌え」についての議論をする気はありませんので、
先方へのリンクは貼らないでおきます。
とりあえず同じように思っている人も多いと思いますので、
上記の指摘を取り上げてみました。以下、私の見解を述べていきます。


 確かに萌えは架空の存在に対して主に使われていますが、
「なっち萌え」とか身近な人に「○○萌え」と言ったり、
対象が架空の存在だけではなくなってきている気がします。
そして架空の存在にも性的な感情は抱くはずです。
いわゆる萌えゲーに18禁の要素が含まれているものは多いですよね。
現実でも性的な感情を煽るなら、セクシー(性的)に迫まればいいのに、
モテ系雑誌は萌え的に迫まっているようだと言いたいのですよ。
で、架空の存在と現実の人に抱く感情の差を
明確に区別する意味ってあるのでしょうか。
悲しいアニメ(キャラが死ぬシーンとか)を見て泣く人もいます。
この感情は現実の人に抱く悲しいという感情とは全くの別物と?
私は「悲しい」という感情には違いないと思うのですが。
結局は「萌え」とは何か。というお話になるので、
文頭に、
「萌え」とは女の子の何かに対する「かわいらしくてうれしい」感情。
「モテ」とは 人気があって、ちやほやされる状態。

(ともにはてなダイアリーから引用)
と客観的な定義らしきものを書いておき、
それを前提に話を進めていったのが今回のエントリーです。


【関連】
女性誌の「モテ」が「萌え」になった日






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