コラム:Biz-Plus 第15回「ファッションの同質化現象を考える
~個性喪失と安心感の狭間で~」
アパレル業の方から興味深い話を伺った。最近、その
ブランドショップに来て、ファッション誌の切り抜きを
提示して、「これと同じコーディネートを一式ください」
と、「丸ごと購入」していく顧客が増えているという。
美容院に切抜きを持っていって、これと同じ髪型にしてください
というのと同じようなものですね。
別の機会にシューズショップの方からも面白い話を伺った。
「Dragon Beard」というスニーカーブランドが
ファッション誌で紹介されるや否や、
凄まじい勢いで問い合わせや来店が相次いだという。
これはなんとなく裏原系を彷彿とさせます。
「丸ごと購入」と「我も我も購入」――この二つを
どう考えるべきだろうか。一つの仮説として、
モノが溢れかえったこの社会において、無限の選択肢を
前に「選ぶことに疲れた生活者」の姿と見ることができる。
「ファッション誌のお墨付きのコーディネートなら安心」
「皆が欲しがっているシューズなら間違いないだろう」
という感覚なのだろう。それでなくても、個々の生活者は
まだまだ消費に対して慎重であり、買い物で失敗したくない。
雑誌にも載っていて皆と同じものを買えばリスクヘッジになる。
なるほど。要するに消費に慎重&選択に疲れたってことか。
以下、ちょっとした雑感を。
ほとんどの人の場合、自分の興味のあるブランドや
ファッションしか見ない傾向にあるので、
選ぶことにそれほど疲れてはいないと思います。
ブランド鞄を見ていればそれはよくわかりますよね。
どんだけ選択肢(ブランド)があったって、ヴィトン、グッチ、プラダ、
エルメス、シャネルといった感じで特定の定番ブランドしかみていないし。
鞄ですらそうなんだから、服も大差ないのでは。
だから無限の選択肢があっても、
「どれを選んだらいいのかわからない、自分で考えたり、
探求しようとしない、ファッションに対して消費意欲の低い生活者が増えた。」
ということではないでしょうか。
「中流から下流の社会へ」なんて最近よく言われていますが、
「下流」の特徴の1つに消費意欲の低さというのがあります。
それがこんなところにも現れているのかなと。
コメント
コメント一覧 (5件)
初めまして。いつも楽しみながらここのブログを読んでいます。
ふと、疑問に思ったのですが今女の子の間の定番ブランドってなんなんですかね?
男で言うと、ギャルソンとかミハラヤスヒロとかラフシモンズが定番だと勝手に思ってるのですが。。。
アンテプリマとかレベッカテイラーとかなんでしょうか?
>shortさんへ
いつも遊びにきていただいているようで、
ありがとうございます。
レディスはツモリ、ローリーズファーム、プレイ
とか比較的よく見ますよ^^
これって所謂「マネキン買い」と同じでは?
ファッションに興味なかったオタさんが、コーディネートの仕方すら分からないからとりあえずマネキンコーディネートを買おうって思って駆ったんじゃないんですか?このごろ脱オタってよく言うし… まあそんなことは無いか(笑)
にしても、ドラゴンベアードの件にしても明らかにサッカーとかテニスしそうにない人がテニスシューズとか、サッカーシューズ履いてると首を傾げたくないませんか?
>桃太郎さん
>「マネキン買い」と同じでは?
俺もそう思います
まぁ、何となくマネキン買いよりも雑な気もしますが^^;
>(前略)首を傾げたくなりませんか?
ロックを知りもしないのにロックT着たり
飛ぶわけでもないのにフライトジャケットを着るのと同じじゃないっすか?
流行物でコーデがよければ何でもよし、ってのが若者の心情って気がするし(笑
それに、バッシュよりはマシじゃないかな
歩きやすいし、履いててもそれほど浮かないしね
スパイクはいてたら、、アレですが(苦笑
>桃太郎さんへ
脱オタの人も中にはいるでしょうね^^
>ドラゴンベアードの件
市場は一部のマニアと多数のミーハで形成されていますからね^^;
僕も多方面でミーハーなので、ミーハーを非難
したいけど、非難できない自分がいます^^;
>バッシュ
バッシュだめっすか^^;
僕のスニーカーはジョウダンシリーズです(笑)